もふもふの猫とカチコチの腰
寒い日が続くようになってきた。でも、まだ暖かい日もたまにある。この何とも言えない時期は、温度の対策がうまくいかない。家にいるはずなのに鼻水をたらしたり、汗をかいたりする。僕は洋服で調整することもできるのだが、猫は大変そうだ。日中は陽の当たる場所を見つけてゴロゴロしているのだが、夜は寒い時もあるようで、僕の膝の上に乗って暖をとっている。
寒い日は一緒に眠ることが増える。僕が大の字で寝ていると、足の間に入ってくるのだ。眠るまではお互いぽかぽかしていてご機嫌なのだが、睡眠中は無意識の戦いがベッドの上で繰り広げられる。僕は寝返りをうちたいのだが、猫はそれを拒否する。これが一晩中繰り返されると僕の腰はカチコチになり、猫は寝不足になる。
朝、暖かさと引き換えに僕らの関係性は冷めたものになっている。そして、夜、寒さを乗り越えるために僕らの関係性は、また暖かいものに戻る。何とも忙しい季節だ。