「ものんくる」の話とEmeraldアトロク出演時のオフショッツ@mashikeso!!!
大発表されたものんくるとの2マン。アトロク出演の影響もあったのか、早々にチケットに動きがあります。前もって買ってくださる方がいる事って、とても嬉しい事なんです。ありがとうございます!気持ち的には瞬間ソールドアウトです。いつもギリギリにびっくりするくらいボカンと増えるのだ。ハラハラしてライブまでに体調を崩しがちになるので、みんな今のうちから買ってしまおうね!!w
今回ものんくるとの2マンが決まったタイミングで、この2バンドの親和性を感じてくださった方から、いくつかの反響がありました。
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ラーメンとカレーの同時喰いってwww
どっちがラーメンかな。両バンドともソウルフードであることには間違いない!
そして最後のはツナさん、、、❤️LINEグループの仲間と是非いらしてくれ!
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ものんくる
ものんくる
ものんくる!!!!
やっと共演できる!!!!
下北沢のERAで3rd Full Album『世界はここにしかないって上手に言って』のフライヤーを見つけて、タイトルも含めてものすごいインパクトだったのを覚えてます。
初めて共演したのはNozomi Nobodyとshowmoreの根津ちゃんが企画していた「サーカスフェス」という企画でしたね。根津さん恒例の雨が降るかまぼこ(演奏に使用した施設の名前)の前のテントで少しお話をしたんです。その日は3人だけのミニマルなセットでしたね。実はそれよりもっと前に、フォトグラファーのマシケソ(mashikeso)から「Emeraldはものんくると対バンとか良いと思う!!!」と言われてて、ずっと気になってて、ようやくライブが観れたという日でした。その後WWWで行われた色々なバンドが出ているイベントでバンドセットを初めてみて完全にファンになってしまったのです。同時に、Emeraldは確かに合うかもしれないなと。
それでです。時を経て新作の「RELOADING CITY」のこのPVの話です。
このPVの制作に関わってる友人がいたんです。えーーと思って観たらとんでもない曲だったんですよね。なんていうとんでもない歌唱力と楽曲の構成力!なんて、知ってる人ならこけるレベルのとてもありきたりな感想の後、コアな感動を求めて他の曲をグイグイ聞き出したんです。
僕が一番好きな曲は「何度でも繰り返し夢見る」です。
Spincoasterのこの動画シリーズは音も本当に素晴らしくて最高なので是非爆音でヘッドフォンで聴いてみてほしいです。
この曲はebisu Liquid Roomのレコ発でも演奏していましたが、歴史に残るべき素晴らしい曲です。歌が上手いだけではなくて、自分にしかないメロディニュアンスや言葉と強い感情が凝縮されてる。海外の友人にも勧めたい曲です。
(1/23追記)
僕自身”おしゃれ”な音楽は好きです。でも時々お腹がいっぱいにならないことがあります。音楽が街の空気やムードと同化してしまって、体の中に言葉の成分が入らなくなる時もあります。そんな時ほど浸透力の高いはっきりとした歌を求めてる。そんな時、”おしゃれ”に収まりきらない強い成分をまっすぐ届けることのできるこういう歌が心の奥にしっかりとしみてきて、温かいお風呂に入っているような、映画館にいるような、そんな気持ちになります。そしてこの楽曲の中の女性の気持ちを想像します。その歌に共感する人のことを思います。そしてどことなく、不安定だった昔の自分と重なったり、かっこよく振舞って見える強い女性の心の奥にも、こういう部分があるのかなと、考えたりする。ふと我に返って楽曲クレジットを見て、角田さんが作詞作曲と知った時の驚きは忘れられない。すごい音楽ユニット。
それと、RELOADING CITYに収録されているポルノグラフィティのカバー
こちらはspotifyのリンクです。
歌詞の面白さを再認識したのと、アレンジがかなりすごいことになってる。二人はとてもポルノグラフィティが好きということで、その思いをよりハイソサイティなアレンジに落とし込むところに、強い説得力を感じました。
(1/23追記)
ライブについて特筆すべきは、吉田沙良さんのその多彩な表現力と、変幻自在な演出です。演劇的な要素が含まれている気がする。楽曲単体で聴いているときは、アレンジやメロディを味わって聞くのですが、ライブになると、ボーカルに完全に釘付けにされてしまう。色とりどりの楽曲ごとに、ストーリーがはっきりあって、見せたい景色がはっきりとあって、それを一曲一曲ほぼ完璧に演奏しきる。歌い切る。超高解像度のライブ。曖昧さがほとんどなくて、むき出しな気もした。「弱さ」のような同情成分も出さない。それでも聴き手に寄り添えるのは特殊な才能だと思うし、角田さんの楽曲の力なんだと思う。かといって全く押し付けがましさのようなものはなく。とてもナチュラルで、普通のMCにもすっと入っていけるような天然物であることも本当に驚くべきことだと思う。
圧倒的な歌唱力。華がある。だからアコースティックでのプリミティブでチャーミングな姿も、バンド編成のゴージャスな姿も。どちらも完璧に成立してる。とても多面的でバンドの中心がシンプルではっきりしてる。だから「どこにでもいける」んです。近くで見ると多面体、遠くで見ると球体のような。美しいポリゴンたちで構成された球体なんだと。わかりやすくいうとミラーボールですね。
ものんくるから感じたのは圧倒的な「自信」からくる「自由さ」のように思います。大きなイベントに出まくっているけれど、小規模のイベントにもガンガン出演して、僕らのようなDIYバンドからの声掛けにも快く応答してくれる。そしてWebもタンブラーで運用してる。
改めて、このバンドの今のモードを象徴する歌詞がRELOADING CITYの中にあった。
忘れないで
未来は
明日は
いつだって建設中で
出鱈目な
シナリオ
常に書き換わってく
どこにでも
行けるよ
君が望んだ場所へ
リロード中の
街の隙間
すりぬけ羽ばたいてゆけ
自由さを体現してる。移動式の音楽ユニット。そう。どこにでも行けるんだ。
なんだか「ものんくる」というバンド名が、移動式の車の名前のように思えてきましたね。聞き手の心に寄り添いつつも自分の歌というものがはっきりある。そしてどこにでも行く。きちんとした素材を使った移動式のサンドイッチ屋さんかな。おにぎり屋さんかな。いや。軽い気持ちで食べると、釘付けになってポロポロ泣き出してしまう。千と千尋の神隠しの千尋が食べてたおにぎりかな。だからおにぎりじゃなくて、、、。バンドです!!!!多分この日の2バンドをみたら確実に満腹になれるでしょう!デトックスにもなるでしょう!最高だね。
4月4日はものんくる。バンドセットでの登場です。僕らも万全の準備をしてその日を迎えます。みんな是非駆けつけてね!心から待ってます!
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さて先日のアトロクの写真がafter6junction公式のインスタから上がっていました。
見よ!藤井智之の嬉しそうな顔。山本アナとトロンボーン隼人くんのイケメンぶり!宇多丸さんの暖かく強いオーラ!えつこの笑顔!ユースケの穏やかな充実の表情!有名人に会えてはしゃぐ天気予報の後ろの少年のような中村龍人と高木陽!36歳の落ち着きをたたえた藤井健司と中野陽介(まっつんは、、はしゃいでる)!ナイスバッティングを讃える野球コーチのようなかっこいい磯野好孝!!!
当日きてくれたマシケソ(mashikeso)によるオフショットをつけて今日はお別れです。
みなさま!アフター6も良い音楽ライフを!!!!
Emerald/Maypril Records 中野陽介
※最後のはアトロクスタッフによる撮影です
温かなサポートは他のノートのサポート始め、外で書く際のコーヒー代などに当てさせていただきます。