正直、希望のない恋、高慢。
一番好きな花はチューリップ。
薔薇の花束を貰うよりチューリップの花束を貰う方が断然嬉しい。
春の花だけど、実は一月には多くの花屋さんに並んでいる。
なので毎年冬になるとチューリップを部屋に飾り、写真に収める。
真冬生まれのくせに寒さにすこぶる弱く、また日照時間の短さも合わさり、冬はなんとなく気分が落ち込む日が多い私にとって、チューリップは春を迎えるための楽しみであり希望でもある。
今年も例に漏れず飾ろうと仕事帰りに立ち寄った花屋さんにはもうチューリップがなく、仕方なく最寄駅から一駅自転車を漕いで向かった花屋さんでお出迎えした黄色のチューリップ。
チューリップ全体の花言葉は”博愛”、”思いやり”なのだが、何も考えず手に取った黄色はタイトルにある通りネガティブなものだった。泣いた。
あと本数にも意味があるらしいので気になる人は調べてみてください。
ちなみに二本は意味がなかったです。
これを撮っている時、後ろにいた祖母から
もう少し早い時間に来とったらもっと光がはいっとったとに。
おじいちゃんは光をずっと待っとたよ〜、と(実際はごりごりの鹿児島弁で)言われた。
写真が好きで、風景を撮るのが上手かった祖父もこんな風に光を待ってたんだろうか。
暖房の暖かさで春が来た!と勘違いしてしまいすぐに開花しようとするおっちょこちょいのチューリップ。そういうところも愛おしい。