【小動物園】うちのペット達を一挙紹介!【写真付き】
うちは4人姉弟だ。
一番最初にうちにやって来たハリネズミは、「ゴロー」と呼ばれていた。
ハリネズミの次にやって来た兎は、「ナナ」と呼ばれている。
兎の次にやって来たのは鰻2匹。小さい方が「ハチロー」と呼ばれている。大きい方が「キュウロー」と呼ばれていた。
鰻の次にやって来た亀は、「テン吉」と呼ばれていたそうだ。高校受験で忙しかった私は亀がいたことすら知らなかった。
カエルやザリガニ、ドジョウには名前がなかった/ない。カエルは数が多かったからだと思うけれど、ザリガニは2匹しかいなかったし、ドジョウも1匹しかいなかった。名前があるペットとないペットの違いが分からない……名前がない子は、単純に「カエル」「ザリガニ」「ドジョウ」と呼ぶ。
ところで、ここまで来るとお分かりだろうが、うちのペットは来た番号順に(元から4人の子どもがいるので、5が名付けのスタートだ)、その番号をもじって名前を付けられている。数字そのまんまの名前を付けられたハリネズミと兎に至っては、「56」「7」が正しい表記なのだと親は言う。子どもの私達がちょっとしたキラキラ or DQNネームな理由が少し分かった気がする。流石に4人とも数字関係ではないが。
ハリネズミが何故「ゴロー」という贅沢な名前を付けられたのかは分からない。語感が良かったのだろうか。当時、小学生だった私は「5と6でゴローなら五十六でよくね???」と提案したのだが、「それは56である」という理由で却下された。初めて飼ったペットなので、ハリネズミをペットショップから連れて帰るときの、家族全員が興奮していたあの車内の雰囲気を覚えている。それはそれは可愛くて蝶よ花よと育てた。暗いところで寝るのが大好きで、寝てるところしか見ない日もあった。機嫌が悪いとすぐ「フーーーッ!!!!」と言って針を逆立てる。針は鋭利と言えば鋭利だが、軽く触ると痛気持ちいい感じだ。
兎の「ナナ」は半分賭けであった。なぜなら、兎は性別の見分けがつきにくいので、売られている時点では大体オスなのかメスなのか分からないからだ。「女の子だったらいいな」という願いも込めて「ナナ」である。家族とは男だったら「ナナオ」に改名する選択肢まで考えていた。その後、兎は無事に成長して、マフラーと呼ばれるメスだけに発達する首の肉垂が少しだけ見られた。どうやらメスらしいので、名前は「ナナ」で続行されることになった。中3の時の担任が兎と同じ名前で勝手に気まずかった変な思い出もある。
鰻は弟と父が釣ってそのまま持ち帰ったことにより仲間入りした。最初は食べる予定だったのだが、どちらも食べれるほど大きくなかったので命拾いをした。そのうちの生き残っている1匹の鰻は、兎に次ぐ御長寿(5〜?才)である。なかなかしぶとい。ただ、サイズが全く変わらない。「これ以上大きくなるのか?そもそも、いつまで生きるのか?」と不安で鰻の寿命をググってみたが、よく分からなかった。まだ余裕で生きそうだ。2年くらい前、鰻が脱走して玄関で乾いていたことがあったらしいのだが、水に戻したらすぐに復活したと言い伝えられている。この子は生命力が強い。
亀は本当に記憶がない。弟がペットショップで親にねだって買ってもらい、ベランダで飼育していたらしい。言われてみればいたような……?写真を見せてもらうと、小さくて可愛い亀だった。高校受験は大学受験よりも忙しく、私が一番可愛がっている兎でさえ週に何回かしか構ってあげられなかったので、ベランダにいる弟のペットなら尚更だろう。先日、歴代ペットの名前を順番に思い出して親に確認していた時、亀がいたという事実を知らなかった私は普通に驚いた。
カエルやザリガニ、ドジョウは、全て弟が近所の公園から連れてきたものだ。カエルは数匹をおたまじゃくしから育てていたが、結局全員乾燥に負けてしまっていた。ザリガニは2匹いた。夏休みの自由研究のために釣って専用の餌で青くしたので、青と赤のグラデーションが出来上がっていた/いる。かっこいい。今生きている方は、去年来たばかりのザリガニだ。池で網を振ったらたまたま入っていたのでなんとなく連れて帰ったらしい。どちらもよく脱走していて、サンダルの中に入ったのを母が履いて大騒ぎになったり、いつの間にかザリガニの水槽の裏にある私の部屋に侵入したりしていた。玄関にぽつんとザリガニがいるのはお馴染みの光景であった。ドジョウは来た時にはもう成長しきっていて長くはいなかった。語れるような思い出はあまりない。でも、顔は意外と可愛かった。初めてうちに来たドジョウを見た時は、「鰻よりも短いな……?」と思った。それはそう。
次のペットは、母曰く「文鳥がいい」とのことだ。名前は決めてるのか問うと、「今度は11を名前に入れなきゃだから、いいちこにしようかなって考えてたけれど、お酒だからやめたわ」と返ってきた。多分、兎や鰻、ザリガニがいるうちは世話が大変なので、文鳥が来るのはまだ先だろう。素敵な名前をもらえますように。
それにしても、「ハチロー」「キュウロー」「テンキチ」は麻雀みたいだ。つい言ってみたくなるような、癖になる文字の組み合わせである。
以下、写真が残っているペットの写真コーナー。
おわり。
ここまで読んでいただきありがとうございました。個人的には、猫や犬も飼ってみたいですね。新しい刺激があって楽しそうです。これからもnoteは気ままに書くので、いつでも気軽に読みに来てください。それでは。