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やらないと勿体無い!SaaS×WEBセミナーのススメ
皆様はマーケティングツールの一つとしてWEBセミナーを実施していますか?あるいは使いこなしていますか?
現在、デジタル時代におけるマーケティング戦略の一環として、企業がWebセミナーを活用する動きが加速しています。Webセミナーは、製品やサービスの認知度を高め、リードジェネレーションや顧客のエンゲージメント向上に寄与する強力なツールです。この記事では、SaaS企業がWebセミナーを利用する際のメリットについて、具体的な例を交えながらご紹介します!
押さえておきたい、WEBセミナーのメリット
まずはマーケティング活動の一環としてSaaS企業がWEBセミナーを実施するメリットについてご紹介させて頂きます。
① 共催先のハウスリストにアプローチできる
SaaS企業がWebセミナーを共催することで、共催先のハウスリストにアプローチする機会が得られます。共催セミナーでは、両社の持つ顧客リストを活用し、より広範なターゲットにリーチすることが可能です。例えば、同じ業界や関連する分野の企業と共催することで、互いのリードをシェアし、新たな潜在顧客層にアクセスできます。
共催先のハウスリストにアプローチすることで、次のようなメリットが期待できます:
新規リードの獲得:既存のリストに含まれていない潜在顧客にリーチすることで、新たなリードを獲得できます。
相乗効果:共催先のブランド力や信頼性を借りることで、自社のメッセージがより強力に響きます。
コスト効率:一つのWebセミナーで複数の企業が協力するため、マーケティングコストを分担し、効率的に運営できます。
例えば、クラウドセキュリティのSaaS企業がITコンサルティング会社と共催することで、セキュリティに関心を持つ幅広いIT担当者にアプローチできます。これにより、参加者は両社の専門知識を享受し、セミナーの価値が高まります。
具体例として、システムインテグレータさんが積極的に共催セミナーなど開催されている印象なので、以下にご紹介させて頂きます。
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② ナーチャリング素材に使える
Webセミナーは、リードナーチャリングのための有力な素材として活用できます。セミナーで提供された情報や議論の内容を活用し、潜在顧客との関係を深めるためのコンテンツを作成することができます。
具体的なナーチャリング素材としては:
セミナーレコーディング:セミナーの録画をオンデマンドで提供し、セミナーに参加できなかった潜在顧客にも情報を共有。
ホワイトペーパーやeBook:セミナーで紹介したデータや事例を基にした詳細なレポートを作成し、ダウンロード可能なリソースとして提供。
フォローアップメール:セミナー後に、参加者に対して追加情報や関連コンテンツを送ることで、エンゲージメントを維持。
ブログ記事:セミナーの内容を要約し、ブログ記事として公開。SEO効果も期待できます。
例えば、マーケティングオートメーションのSaaS企業が「最新のマーケティングトレンド」をテーマにWebセミナーを開催した場合、その内容を元にホワイトペーパーを作成し、ダウンロードを促すことで、参加者や新規リードに対して継続的な価値提供が可能です。
具体例として、LayerXさんが幅広いコンテンツ展開を行なっているのでいかにご紹介させて頂きます!
![](https://assets.st-note.com/img/1718606358836-ZCCbLAQD90.png?width=1200)
③ ブランディング効果が得られる
Webセミナーを通じて、SaaS企業は自社の専門性や市場における地位をアピールする絶好の機会を得られます。特に、質の高いコンテンツを提供し、参加者にとって有益な情報を共有することで、信頼性やブランド価値を向上させることができます。
ブランディング効果を高めるためのポイントは次の通りです:
専門性の強調:業界の最新トピックや独自の知見を紹介することで、専門家としての立場を確立。
顧客事例の紹介:実際の顧客事例を紹介することで、自社製品の効果や実績を具体的に示す。
インタラクティブな要素:質疑応答や投票機能を活用し、参加者との双方向のコミュニケーションを促進。
例えば、サイバーセキュリティのSaaS企業が最新のサイバー脅威に関するセミナーを開催し、実際の攻撃事例とその対策を詳しく解説することで、参加者はその企業の高い専門性と信頼性を認識し、ブランド価値が向上します。
具体例では経営管理SaaSで有名なログラスさんや、分野が少し違ったところでは才流さんがこの分野のブランディングが参考になります。
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④ 事例紹介から顧客をフォロワー化できる
Webセミナーでは、実際の顧客事例を紹介することで、参加者に対して具体的な価値を伝えることができます。成功事例を共有することで、潜在顧客に対して自社製品の有用性や効果を直接アピールしやすくなります。
事例紹介がもたらす効果は以下の通りです:
具体性の提供:抽象的な説明ではなく、具体的な事例を示すことで、参加者は自社に置き換えて考えやすくなります。
信頼性の向上:実際の顧客の声や成功体験を通じて、信頼性を高めることができます。
フォロワー化:成功事例に共感した参加者は、自社のファンとなり、長期的な関係を築く可能性が高まります。
また、実際にご利用いただいている顧客にWEBセミナーに登壇して頂くことにより、顧客にとっては社内向けの広報ツールとして使えるなどの副次効果が得られます。
例えば、プロジェクト管理のSaaS企業が、ある大手企業での導入事例を紹介し、その企業がどのようにしてプロジェクト管理を効率化し、成果を上げたかを詳細に解説することで、参加者はその成功体験に感銘を受け、自社でも同様の効果を期待し、製品導入を検討するようになります。
おまけメリット:他のマーケティング手法に比べてコストが抑えられる
これはそのままですが、他のWEB広告や展示会等のリードジェネレーション系のマーケティングコンテンツと比較してもこれだけのメリットがあるにも関わらず費用が非常に抑えられるのが魅力的です。
デメリットと障壁
明確なデメリットはあまりないWEBセミナーですが、スタートと継続を行うためには以下が障壁になる場合が多いです。
①やり方が分からない。。
②費用はかからないが工数はかかる。。
①については後日また記事を書かせて頂きます!
ここで敢えて、①と②両方をクリアする方法としてあげさせて頂くと、BPOが一つの手です。
これはエキサイトホールディングスさんがFanGrowthというサービス名で展開をしているので是非問い合わせてみて下さい。
WEBセミナー運営SaaSとしてプロダクトの提供も行なっていますが、BPO単体での利用も可能だったはずです。。
(今は変わっているかも。。)
月額の費用は発生しますが、実際に手も動かして頂いてWEBセミナーを月数件実施していただけるのでリード単価の元はまず取れます。
また、2次3次利用でナーチャリングコンテンツとしてやブランディングとしても使えるので結構お得です。
![](https://assets.st-note.com/img/1718607141724-yIXdLfbUSC.png?width=1200)
まとめ
SaaS企業がWebセミナーを活用することで得られるメリットは多岐にわたります。共催先のハウスリストにアプローチし、新たなリードを獲得できる点、ナーチャリング素材として活用できる点、ブランディング効果を高める点、そして事例紹介を通じて顧客をフォロワー化する点など、戦略的にWebセミナーを実施することで、マーケティング活動の効果を大幅に向上させることが可能です。
Webセミナーは、ただの情報提供の場ではなく、顧客との関係を深め、自社の価値を伝えるための強力なプラットフォームです。SaaS企業は、このツールを最大限に活用し、デジタルマーケティングの成功を目指しましょう。