小林秀雄『モオツァルト』

読み始めたら止まらなくなって、最後まで一気に読んでしまった。小林秀雄の文章をしっかり読んだのは今日が初めてで、表現の鋭さに感動した。自分ではどれだけ言葉を尽くしても到底言い表せない、ただすごい。流れるような文体で、落ちていくような感覚がある。批評というのはこういうものなのかと感動した。批評というのは、堅苦しくて、まどろっこしい文章か、柔らかすぎて子供っぽい文章しか読んでこなかったので、こんなに難解でかつ流れていく文章は初めてだった。
次は『考えるヒント』を読んでいく。

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