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十人十色のコミュニケーションで人材育成に挑むエリアマネージャーとは|社員インタビュー#7

株式会社日本教育協会は、一都三県を中心に代々木個別指導学院という塾を運営しています。今回は12年間スクールマネージャーを務めた後、複数の校舎を束ねるエリアマネージャーに就任して活躍している工藤さんにインタビューしました。

スクールマネージャーの教育担当者として心掛けていることや、エリアマネージャーならではの仕事内容、やりがいについてお伺いしたので、ご入社後のキャリアパス例として、ぜひエリアマネージャーの仕事を知っていただければ幸いです!

人物紹介|工藤真樹
2006年8月中途入社。2つの校舎でスクールマネージャーを経験し、2018年からエリアマネージャーに就任。休みの日は保護猫2匹とたわむれつつ、好きな漫画を読んでゆっくり過ごしている。


子どもと接する仕事に興味をもって応募

ー自己紹介をお願いします。

横浜地区でエリアマネージャーを務めている工藤と申します。新卒で家電量販店の仕事に就いたのち、2006年に日本教育協会に転職しました。入社後は鴨居校舎で2年、新百合ヶ丘校舎で10年間スクールマネージャーを経験し、2016年からエリアマネージャーの仕事に関わっています。

ー異業種からの転職理由を教えていただけますか?

前職は大手家電量販店でゲームコーナーの接客とレジ打ち、品出しなどを担当していました。家電量販店と聞くと、製品に関する専門知識をつけてお客様にご提案するイメージを持たれる方もいるかもしれません。
しかし、私の担当していたゲームコーナーは購入する製品を決めてから来店されるお客様が多かったため、業務のほとんどがレジ打ちや品出しでした。先輩社員や上司を見たときに、ここから40年も単調な仕事を続けていくのか…と不安に感じてしまったのが転職を考えたきっかけでした。

当時は大規模店舗の移転タイミングで仕事が忙しく、かなり多くの残業が発生していました。残業で疲労困憊のなか、土日祝日にご家族連れで来店される楽しそうなお客様を見ていると「今の働き方だと、家族と土日に買い物する時間はとれないんだろうな」と思ったのも先々の不安要素となりました。

仕事が思ったよりもルーチンワークだったことや、残業の負担が多いことがきっかけとなり転職を決意。店舗の移転作業でハードワークが重なったこともあり、結局1社目を退職することになりました。

ーどのように日本教育協会に出会いましたか?

転職サイトで求人を見つけたのが出会いのきっかけです。その時はお恥ずかしながら「始業時間は遅めの12時半」「残業ほぼなし」といった条件面に惹かれて応募をしました。ただ、ゲームコーナーで子どもと接する機会も多かったので、子どもと触れ合う仕事は楽しそうと思ったのも応募理由の1つです。

選考は石榑社長と對馬副社長と2対1で面接後、創業者の宮浦と1時間ほど会話をして内定をいただきました。後から聞いた話ですが、転職サイト経由で応募したのは私が1人目だったらしく、即決で内定というのも初めてだったそうです。思ったよりも早く内定をいただけて拍子抜けした部分はありましたが、これも何かのご縁だと思って面接の翌月すぐに入社をしました。

※2024年現在は、会社説明会や校舎見学を含めた選考フローとなっています。

担当地区のスクールマネージャーを支えて育てる

ーエリアマネージャーになった経緯を教えてください。

入社当時はまだ日本教育協会の社員は20名程で、代々木個別指導学院とは別の塾を運営していました。私は別ブランドの塾の鴨居校に配属されましたが、途中で代々木個別指導学院に切り替えを行いました。その後、新百合ヶ丘校に異動して10年程スクールマネージャーを経験しました。

スクールマネージャーのキャリアが長くなってきた当時、たまたま某地区ミーティングの担当者が体調不良になり、私が代打を務めることになりました。1年間代理を務めた結果、自地区のスクールマネージャーのモチベーションをうまく高めることができ、正式にエリアマネージャーに就任しました。なお、その頃は4地区の体制だったので、エリアマネージャーも私を含めて4人の体制となっていました。

ーエリアマネージャーの役割、仕事内容を具体的に教えてください

エリアマネージャーの仕事内容は、おおよそ次の3つに大別されます。

①地区ミーティング(ギャザー)の企画運営
②担当地区のスクールマネージャーのサポート、育成
③その他、塾講師の本部研修や採用業務など

①地区ミーティング(ギャザー)の企画運営

当社では週に数回、各地区で定例ミーティングを実施しています。このミーティングはギャザーと呼ばれていて、現場の声を共有したり、会社全体の各指標・数字の確認をしたりする場です。私たちエリアマネージャーは、ギャザーの準備と企画、当日の進行などを担っています。
ギャザーは地区全員が一堂に会する場で、12時半から13時半の時間帯で実施しています。ギャザーのある日は校舎直行ではなく、必ず各地区でコミュニケーションをとるのが特長です。
なお、ギャザーの準備や当日の進行はエリアマネージャーが中心となって進めますが、ギャザーの主体はスクールマネージャーとなります。ベテランのスクールマネージャーも加わりながら、協力してギャザーの運営を行います。

②担当地区のスクールマネージャーの育成、サポート

次にメインとなる業務は、担当地区のスクールマネージャー達の育成やサポートです。12時半から13時半の地区ギャザーが終わった後、休憩を挟んで夕方17時頃までは担当地区のスクールマネージャーの日報確認や電話連絡を行います。気になる校舎にこちらから連絡をする場合もあれば、質問や相談事に回答することもあります。

電話のやり取りに区切りがついたら、実際に校舎に足を運んで直接話をしたり事務作業を手伝ったりして終業時間まで過ごします。スクールマネージャーの困りごとや不安をなくし、一人ひとりの良さを引き出すのが私たちの仕事となります。

③その他、塾講師の本部研修や採用業務など

地区ギャザーとスクールマネージャーの育成等が主な業務ですが、新人アルバイト講師の本部研修や採用業務に関わることもあります。当社の選考フローでは校舎見学を実施しているので、候補者の校舎見学に同行する場合もありますね。

ー地区ギャザーではどのような内容を話し合いますか?

地区ギャザーでは、季節業務に関する知識のインプットや生徒のモチベーションアップの話題、会社が管理すべき指標の確認などをテーマにしています。
季節業務の知識とは、例えば「9月に中学3年生の模試があるので、こういう風にアナウンスをしましょう」「冬には大学推薦を控えている生徒にこのような話を伝えて下さい」といった教務知識を指します。経験が長い社員も再確認できるよう、また毎年少しずつ変化する教育関連の情報を正しくインプットできるように、全員で確認を行います。

生徒のモチベーションアップに関する話題はさまざまです。例えば「〇〇さんが▲の教科で成績アップするには…」と、ダイレクトに成績に関する話題もあれば、「〇〇のお母さまが悩まれていた件について▲をお伝えしましょう」など、ご父母が安心してお子様を塾に通わせるために必要なことについても話し合います。

生徒の話をするときは現場の声が重要になるため、スクールマネージャーの日報を取り上げるケースも多いです。例えば「先日〇〇校舎の~さんが日報に書いていたこの取り組みは非常にいいですね。ぜひ他の校舎でも真似していきましょう」など、それぞれの現場の体験談を共有していきます。

3つ目の「会社で管理すべき指標」とは、例えば入塾数や塾の継続率といった数字の話です。ただ、当社ではノルマを無理に強いるという考えを持っておらず、基本的には社員個人が決めた目標に到達できるように周囲がアドバイス・サポートを行う体制をとっています。その他の時間はロープレの練習に充てることも多く、新人・ベテランが一緒になって練習して高め合っています。

スクールマネージャーが自信をもって話せるように

ーエリアマネージャーならではの難しさはありますか?

人と向き合う仕事なので苦労したことはたくさんあります。とくに、社員を活躍させてあげられなかったときは悔しいですね。誰一人置いてけぼりにならないよう日々懸命に向き合っています。
社員の特性にあわせたアドバイスをするのは難しい一方で、やりがいでもあります。社員が10人いれば10通りのコミュニケーションになるし、その人の性格や特性、その時々の状態に合わせて教える順序も変わります。今どのようなコミュニケーションが求められているのか、今どんな言葉を選ぶべきかと、非常に頭を使いながら取り組んでいます。

ただ、相手に合わせるというのは、極端に甘やかして優しく接するという意味ではありません。スクールマネージャーとしてやるべきことは何かはっきりと伝えつつ、自律して行動してもらえるように導くための言葉選びを意識しています。

また、エリアマネージャーは決してスクールマネージャーの上位職というわけでもありません。スクールマネージャーの中でも、大規模校舎の運営をしたり新校舎の開校を担ったりするなど、大きな期待と責任を任されているスクールマネージャーもいます。日々の教室運営あってこそ会社が成り立っていますから、基本的にはスクールマネージャーと同じ目線で協力しあいながらコミュニケーションをとっています。

ースクールマネージャーからどんな相談が寄せられるのでしょうか?

相談例としては、入会希望のご父母とうまく話せるか不安という内容が多いです。中には私立高校に在学中で難関校の受験を希望している方や、「受験の小論文対策をしたい」などピンポイントのご相談をされる方もいます。

もちろん受験や教育に関する最低限の知識は必要なので、内容に応じて知識をインプットできるようサポートをします。しかし、ほとんどの場合は知識の有無ではなく、ご父母や生徒と向き合う熱量で判断されているんです。そのため、受験や教育に関する知識量や会話のテクニックよりも、「いかに子どもに寄り添っているか」「どれだけ一生懸命に向き合えるか」が大切だと伝えたうえで、それぞれのスクールマネージャー「らしさ」を引き出す方法を考えます。
本人が自信をもってコミュニケーションができれば、自然に相手と信頼関係を築くことができると思います。自分らしさを活かせる話の組み立て方やコツを伝えて、皆さんの不安を取り除き、安心して面談に臨めるように後押しするのが私の役目です。

コミュニケーションを磨くために意識していること

ーエリアマネージャーに求められるスキルは何ですか?

スクールマネージャーやエリアマネージャーは人と向き合う仕事のため、幅広いスキルが必要となります。あえて「〇〇スキル」というならば、やはりコミュニケーションスキルが磨かれる仕事だと思います。

スクールマネージャー時代はご父母や生徒と日々コミュニケーションを重ねますし、エリアマネージャーはスクールマネージャーの一人ひとりと向き合います。スクールマネージャーを続けることで自分の考えを正確に言語化できるようになり、エリアマネージャーになる素養として相手に伝わりやすく文章を組み立てる能力などが身に付くものと考えています。

ーコミュニケーションスキルを磨くために意識していることはありますか?

コミュニケーションで心掛けていることの1つ目は、相手の表情を見ながら話すことです。地区ギャザーでは大人数の前で喋る機会が多いため、話ながら全員の表情を見て、話が伝わっているかどうかを確認しています。当社の社員は素直なので、分からなければ分からないという表情をしてくれるんですよね。一人ひとりの表情を見て、伝わっているかな?と確かめながら言葉選びに活かしています。

次に意識しているのは、伝えたことが相手の行動に反映されているかどうかです。スクールマネージャーの日報を読んだとき、「先日はためになる話を聞けて良かったです!」など、感想しか書かれていない場合はコミュニケーション力が足りなかったと反省しています。感想だけではなく、「さっそく現場で実践しました」と書いてあれば、コミュニケーションが相手の行動変容につながったことの証明になりますよね。これは私にとって1つの評価と受け止めています。

その他にも、自分が喋っている動画を確認するのはコミュニケーションスキルを磨くのに効果覿面だと思います。自分の話している表情を見るのは気恥ずかしいものですが、聞き手の視点で確認することができるので、「このフレーズは使わないほうがいいな」と冷静に振り返ることが可能です。また、話を聞いている社員の表情も客観的に再確認できます。

自分の中では決め台詞だったものの、動画を見直してみたら意外と反応が悪かったなとか、反対に意外な一言がみんなに響いていたと気付くことが多いです。コミュニケーションスキルを磨くために、ぜひ試していただきたい方法の1つですね。

ーエリアマネージャーに求められる要素は何だと思いますか?

今お話したコミュニケーションスキルはもちろんのこと、常に前向きであることと課題解決能力は不可欠だと思います。エリアマネージャーは担当地区の責任者として、社員を牽引する立場です。不安に感じることがあっても、前向きな姿勢を見せるのが役割だと思いますから、精神的なタフさも必要ですね。

また、エリアマネージャーのもとには日々、大小問わずたくさんの質問や相談が寄せられます。それらを解決して、スクールマネージャーが自信を持って働ける環境を整えるのも重要な仕事です。ときには別地区のエリアマネージャーや社長、副社長も巻き込みながら対話をして、アウトプットをする力が求められます。

社員のキャリアを広げるために校舎拡大をしていきたい

ー今後、エリアマネージャーとしてどのようなステップアップをしたいですか?

エリアマネージャーとして担当地区のケアを行いつつも、役員が抱えている仕事を巻き取っていきたいと考えています。当社はまだまだ発展途上の会社ですが、社長や副社長が経営の意思決定に集中できる環境づくりも、我々エリアマネージャーのミッションだと考えています。

また、2030年に200校を見据えて校舎拡大を進めていけば、エリアマネージャーのポストも増えて、新たな仕事も生まれると思います。会社の成長に伴って新たな仕事が生まれれば、スクールマネージャー以外のポジションも増えて、社員のキャリアパスも広がりますよね。
キャリアの選択肢が増えれば、さまざまなライフステージの社員が一層活躍できる会社になるので、そのためにも今は校舎拡大に精一杯取り組んでいきたいです。

ーこれからご応募される方へメッセージをお願いします。

日本教育協会はまだまだ若い会社なので、会社の成長につれて社員が活躍できるステージはどんどん広がると思います。事実として、18年前の私が想像してなかったステージまで一緒に成長することができました。
今の仕事がマンネリでつまらないな、このままルーチンワークだと不安だなと感じている方は、ぜひ当社の新たなステージで活躍していただきたいです。お待ちしています。


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