人を応援し、人間力を磨ける仕事。社歴14年目で見えたもの|社員インタビュー #6
代々木個別指導学院を運営する株式会社日本教育協会は「人は宝」という理念を掲げ、一人ひとりの個性を大切にした経営に力を入れています。
今回は入社してから14年以上、1つの校舎でキャリアを重ねてきた杉山さんにインタビュー。ベテランのスクールマネージャーの目線で、ご自身の経験や仕事の特徴、磨かれるスキルについて存分に語っていただきました。
塾業界で長くキャリアを描いていくロールモデルの1つとして、読者の皆さんの参考になれば幸いです。
飲食業から教育業界へ。全く未知の業界への転職
ー教育・塾業界を志したきっかけは何ですか?
僕が新卒から働いてきた飲食業界は休みがとりづらかったため、ライフプランを考えたときに不安を感じて転職を検討しました。当時在籍していた飲食店と同じビルに人材会社があり、たまたまその会社の方と知り合って転職相談をしてみることに。そこで紹介されたのが日本教育協会でした。
もともと教育業界を志していたわけではなく、塾についても全く未知の状態。でもせっかくの機会だし、土日休みで生活リズムが整う環境に行けるならと思い切って応募。しかし当時は夜遅くまで飲食店で働いていて、疲れ切った状態で面接に臨んでしまい、残念ながらお見送りになってしまいました。
その後、担当してくださったキャリアアドバイザーが「もう1度、杉山さんにチャンスをお願いします」と直談判してくださったそうで、なんとか現副社長との面接チャンスをいただいて無事に内定。キャリアアドバイザーさんの粘り強い交渉のおかげで、新しい業界へ進むきっかけをいただきました。
ー入社の決め手は何でしたか?
「人に惹かれた」のが一番の理由です。面接で会話を重ねるなかで「一緒に働いてみたい」という気持ちが強くなりました。今でも印象に残っているのは、副社長が面接途中に「すごくいい笑顔ですね」と声掛けしてくれたことです。「その笑顔があれば、うちの会社だけでなくてもうまくいくと思います」という台詞が、当時の自分に刺さりましたね。
それまで面接は一方的に見られて評価される場と解釈していましたが、日本教育協会は「候補者と正面から向き合って知ろうとしてくれる会社」という印象でした。まったく固い雰囲気はなく、自然体で会話ができたと思います。
「人を選ぼうとしている」のではなく「相手を知り、本当に日本教育協会で楽しんでもらえるか。働き続けてもらえるかどうか」を考えて真剣に向き合ってくれる点に惹かれて入社を決意しました。
入社後14年以上、ひとつの校舎で重ねたキャリア
ー入社してから今日まで、どの校舎を担当してきましたか?異動や昇格なども含めてご経験について教えてください
実は、入社してから今日まで1度も異動をせず、14年以上ずっと小田急相模原のスクールマネージャーを任されています。
僕は社会人人生の半分以上をこの校舎で過ごしています。そのため、よくも悪くもこの校舎に対する思い入れが強いですし、ここは僕の「生きたあかし」と言えるかもしれません。ここまで強く想いを抱ける"大切な場所"に出会えたことに、今は感謝の気持ちでいっぱいです。
ー10年以上ひとつの校舎で働いたことは、杉山さんのキャリアにどんな意味をもたらしていますか?
僕が入社したのは31歳のとき。どちらかというと転職が遅かったので現場では最年長で、周りに比べるとだいぶおじさんだったと思います(笑)。
その年齢で初心者の自分に仕事を任せてくれた会社に対しては恩義、感謝の気持ちが強いです。宮浦顧問(前社長)、石榑社長、對馬副社長に「杉山がいてくれてよかった」と思ってもらえることが、今のモチベーションとなっています。
この10数年を振り返って最近感じているのは、「ひとつのことを長く続けられる環境」を与えてもらえて良かったということ。何事も成果を出すには継続が必要と言われますが、僕の場合は「ひとつの場所で」続けることが性に合っていたのだと思います。
長年キャリアを積み上げた社員が語るスクールマネージャーの仕事とは
ーここから先は、未経験から日本教育協会へ応募する方に対して、先輩社員として質問にお答えいただけますでしょうか。
Q1.「スクールマネージャーはどんな仕事?」
生徒たちを全力で応援し、ご父母に安心してもらって、講師のチームマネジメントを行う仕事です。この3つで校舎が成り立っていくと思います。
Q2.「その3つの仕事をこなすために、どんなスキルが必要ですか?」
まず、ご父母にしっかりと、塾と自分の想い・熱意を伝えていくプレゼン能力(ひらたくいえば営業力)が必要です。スクールマネージャーは営業職ではないものの、営業のような交渉力や折衝力、コミュニケーション力が必要であり、なおかつ磨かれていく仕事だと考えます。
また、生徒たちに楽しいと感じて通い続けてもらうためにも、子どもに対するコミュニケーション能力も必要です。子どもと接する力は、ご父母に対するコミュニケーション能力とは種類が異なるものだと思います。
Q3.「子どもとのコミュニケーションとは、具体的に何が大切ですか?」
わかりやすい言葉でいえば「一緒にわちゃわちゃ」することですね。「目線を同じにする」という表現だと堅苦しいかもしれませんが、シンプルに言えば、子どもたちに楽しんでもらえるために、一緒になって部活動や恋愛話などを共有するのがポイントだと思います。
ただ私自身、子どもとの関わりを仕事と捉えたことがほとんどありません。不安にさせないようにとか、傷つけないようにという気配りはしていますが、僕のなかでは、少年野球の監督コーチと子どもたちとの関わりに近いようなイメージで働いています。
仕事として堅苦しく接してしまうと、この仕事の本質には行き着かないと思います。繰り返しになりますが、子どもたちと一緒に楽しむのが1番大切なこと。子どもとのコミュニケーション能力は、考えれば考えるほど深くて追求しがいのあるテーマだと思います。
Q4.「学校の教諭や、日本教育協会のアルバイト塾講師との違いは?」
学校の先生と比べると、スクールマネージャーは評価する立場ではなく「応援する立場」という点で異なると考えています。もしかしたら、代々木個別指導学院に通う子どものなかには「スクールマネージャーに評価されたい、ほめてもらいたい」と思っている子もいるかもしれませんが。あえて違いを表現するなら、この立場の違いが大きいと思いますね。
また、子どもたち一人ひとりについて知る深さ、濃さも、学校の先生との違いです。塾では、学校では話さないことをたくさん話していただけるので、圧倒的に塾の方が濃いと感じます。
アルバイトの塾講師とスクールマネージャーの役割は大きく異なります。アルバイトの塾講師の役割は「勉強を教えること」。一方、スクールマネージャーの僕たちは「生徒たちをやる気にさせること」「ご父母に少しでも安心してもらうこと」が役割です。同じ場所で働いていても、任される責任範囲や役割はまるで違うと考えています。
中長期的なキャリアパス・会社について
ー長い目で見ると、日本教育協会では中長期的にどんなキャリアを描けると思いますか?
弊社は首都圏200校舎の目標に向けて、事業拡大に注力しているタイミングです。これから会社が大きくなるにつれ、会社にはエリアマネージャーや人事や総務等の本部業務など様々な職務が増えていくと思います。スクールマネージャーとして活躍した後、それらの職務を目指すこともできると思います。
一方で、会社は現場で頑張っているスクールマネージャーを会社の主役として評価してくれています。(私のように)長く活躍しているエキスパートのスクールマネージャーは、エリアマネージャーと同等か、それ以上に評価してもらえます。
スクールマネージャーを極めるも良し、その他の仕事を目指すも良しということです。これから会社が成長する過程で、活躍のチャンスがもっと広がっていったら面白いですね。
ー未経験者が入社した場合、日本教育協会ではどんな成長が期待できますか?
入社2〜3年目までは、研修で学んだことを素直に現場でアウトプットをして、基礎的なビジネススキルを伸ばすことができます。具体的には、ご父母に対して入塾案内をする際のプレゼン力やコミュニケーションスキルなどを磨く時期です。
そこから先は、「人間力」を磨いて成長し続けることに尽きると思います。人間力を言い換えると、「スクールマネージャーとしての魅力」「人格」「やさしさ」「強さ」などでしょうか。
最初の数年間は、研修で習ったことを活かして素直に行動をする時期で、徐々に土台のうえで自身の強みを伸ばしていきます。この仕事は、自分の人間力が子どもやご父母にダイレクトにつながる仕事です。そのため、相手に良く映れば評価してもらえるし、自分にダメなところがあれば入塾してもらえなくなり、退会が増えてしまいます。
成果がはっきりと可視化される仕事なので、日々愚直に課題と向き合って改善し続ければ、自ずと成果はついてきます。このダイレクトな評価がゆえ、自分次第で大きく成長ができるし、誰にでもチャンスがあるのが弊社の魅力です。
正直で優しい人と働きたい
ーこれから日本教育協会に応募する方へ、一言メッセージをお願いします
日本教育協会は、誠実、正直で、優しい人ばかりの会社です。異業種含めてさまざまなバックグラウンドの方を受け入れる懐の広さもあるので、「人として成長したい」「子ども・ご父母と真剣に向き合いたい」という思いがあれば、どんな方でも活躍できる可能性があると思います。
もしかしたら、教育業界に対して敷居が高いと感じている人もいるかもしれません。でも弊社は半年間の研修制度も充実しているので、未経験でも全く問題ありません。
「人を応援する仕事」に興味がある方や、「人間力を磨く仕事に携わりたい」方は、今までの仕事経験を問わずぜひ一歩踏み出してみていただきたいです。
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