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【400字小説】いらないおくりもの

「パパ、これあげる!」ってマツボックリをくれた娘も成長して、順調にわたしを敬遠するように。高校生になったばかりと思っていたのに、大学受験生に巻き込まれた。カラオケに行きまくっているのは逃避行?非行に走らなかっただけマシか。でも、ヤンキーになっても娘は自分の愛する娘だからloveできたな、本心?

しばらくしたら、婚約者を連れて家に襲撃にやってきそうだな。あと10年後くらいかとか余裕こいてたら、アポなしで彼氏を連れてきた。「まさか結婚のあいさつ?」だなんて思いもしなかったけれども、ただのあいさつであったので安心しかけた。お相手の彼は昭和の時代の不良そのもので思わず敬遠。剃り込みが激しい。しかも暴走族のアタマだそう。それだけでも動揺していたのに、やっぱり「結婚を前提に付き合わせてください」って待ってもいなかったセリフ。「帰れ!」ってぶち切れそうにもならなかった。キレられたら手に負えないから穏便に返答を。

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