【書評】図解即戦力 仮想化&コンテナがこれ1冊でしっかりわかる教科書
五十嵐 貴之、薄田 達哉
技術評論社
2020/11/20
課題図書候補で読了。とはいえ実は、目次を見た時点でスコープが異なることから課題図書として使うことはないだろうという予想でした。案の定、今回欲しかったサーバ仮想化、ネットワーク仮想化、ストレージ仮想化、デスクトップ仮想化あたりのインフラは感覚4割程度。残り6割はコンテナーに関する記載で、主に開発者向けに技術概論と各プラットフォーマーのコンテナ関連サービスの紹介をする内容でした。
私自身取り扱う範囲がインフラ寄りがほとんどのため、コンテナープラットフォームとしてAzureを提案することはほぼ無いです。DevOpsも言葉しか知らず、Windowsアプリケーションならまだしも、SaaSアプリの開発やデプロイなど全くもって経験がありません。なので本当に想像の世界で読み進めることになるのですが、繰り返しこの手の本を読むうちになんだか難しいことではない気がしてきました。要するにOS以上を仮想化対象として、アプリケーション実行環境をプラットフォームごと可搬性のあるデータにカプセル化できるような感じですよね。なるほどOS・通信・最低ハードウェアスペックさえ定義できれば、マルチプラットフォームでアプリケーションの動作を保証できる≒SaaSアプリがデプロイできるということだ。Kubernetesはそれらのライフサイクル管理をすると。なんかできる気がしてきました。今度開発案件があったら、自社用のSaaS開発みたいな感じで提案してみようかなー。。。