【書評】イラスト図解式 この一冊で全部わかるネットワークの基本 第2版

福永 勇二
SBクリエイティブ
2032/03/07

 教育向け課題図書候補として読了。著者は情報が無く、バックボーンはわからず。SBグループのどこかの社員さんかな?と思ったら、表紙にインタラクティブリサーチという所属の方と記載が。調査会社か。

 内容は初学者向けに良いのではないでしょうか。ネットワークの基礎知識に始まり、TCP/IP、L2/L3、仮想化、各種プロトコルと対応するサービス、セキュリティ、構築運用までが範囲です。ネスぺ受験してもらうとかテキスト読ませるのも考えましたが、やはり初学者にはいかんせんとっつきづらくて眠い。比較的図表も多くライトで適度な難易度のように感じます。自身が苦労したのはOSI参照モデルとかサブネットマスクあたり。レイヤーも理解していないとLAN/WAN設計も会話できないので、まぁまぁ網羅性としては良いのではないかと思います。

 これは本に依存した話ではないですが、予備知識少ない中でこれを読んだからと言って全部腹落ちすることにはいたらないと思います。ことネットワークにおいては、実務で触らないとわかりづらいことも多く(私は触ってないですが)、繰り返し話題に触れることが必要だと思います。その時に再説明を受け、読み返しをし、知識をつなげていくうえで良い参考書になると思います。よし、これを読ませよう。シリーズが結構あるので、サーバー、セキュリティ、クラウドのやつもチェックしてみるとします。

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