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君たちはどう生きるかを鑑賞した感想

SNSなどで話題になっていた賛否両論の問題作を映画館で鑑賞した。特に熱烈なジブリファンでもなければ宮崎駿ファンというわけでもない。話題になっていたから、という理由で映画館に足を運んだに過ぎない。ただ、まるで宮崎駿の集大成なんじゃないかと思わせるようなタイトルと、それに対する答え、あるいは教えには興味を持っていた。

で、感想だが、1番に思ったことは「よく分からなかったけど…これ、【マヒトの大冒険!】じゃね??」ということだ。
「君たちはどう生きるか」というテーマありきで見てしまうので、ストーリーやメッセージ性の整理が追いつかない状態で場面がどんどん展開されて、なんだか難しい作品だなぁと感じてしまう。タイトルを「マヒトの大冒険!」だと脳内変換して鑑賞すれば、ある意味普通の(?)ファンタジーアドベンチャー映画だなと。君たちはどう生きるか、という大上段に構えたタイトルに釣られないほうが楽しめると思った。

主人公マヒトにはほとんど感情移入できなかった。ファンタジーなので仕方ないが、身の回りで起こる不思議な出来事に関心や疑問を持つことなく行動する姿が何とも言えないところだ。なんやねん!どこやねん!だれやねん!を連発してくれた方がスッキリしたかもしれない。

それと、この作品を「ジブリ」「宮崎駿」というネームバリューなしに見たら、果たして人々はそれでも面白いと感じるのだろうかという点は気になった。絵はきれいだし、アニメーションとしては素晴らしい作品だとは思うけど。

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