小さい頃になりたかったもの

「小さい頃」と言っても、今の自分から見たら大体小学校~中学校くらいまでをそう呼びます。

さて、みなさんは夢やなりたかった「職業」はありましたか?
今、叶えていますか?

私のリストは以下の通り。
とにかく、成りたいなーと思っていたことを箇条書きで出してみます。

・プロ棋士:囲碁
・マラソンランナー
・先生
・本屋さん
・作家

おや、書き出してみるとこんなもんですね。
一つ一つ検証してみましょう!


プロ棋士:囲碁

 中学校卒業までに奨励会を目指す以外には原則、道はありません。その時点で日本棋院四段免状と、そこそこの実績を残していたので推薦は貰えそうでしたが。

全国大会の県代表も一歩及ばず、「本気」で取り組んでいる人たちに気後れするレベルでしかやっていなかったのでその先は厳しいと思いました。

最終的には陸上競技を中心に高校進学を決めました。


勉強は大前提ですが、陸上をやっていたこと、囲碁の本格的な道場には行っておらず、月2-3程度ノンプロの方にご指導頂いていたのですが、自己流中心でやっていたので、基礎基本が不足している感は否めなかったです。

基礎基本が不足していると、前半で出遅れ、終盤は細かいヨセで差が付けられるので、中盤の閃きだけで戦っている感じでした。局地戦に強いだけ、ということですね。

結局、プロは目指せませんでしたが、今でもこうして書いたり、時々打ったりできるので、「継続した」趣味やライフワークのようなものにはなったと思います。

上記を踏まえて、基礎基本は適切な教室、指導者に付いた方が良いとは思いますが、中盤の閃き、戦い方、囲碁全体の考え(大局観)などは興味のある方にレクチャー出来るレベルはあると思います。


マラソンランナー

実業団まで行ったのでそこそこは達成していったと思います。しかし、オリンピックや世界で戦うことを夢見ていたので、そういう意味では成功せず、ですね。正直、35から40くらいまで勝負しているイメージを持っていたので、26で指導者に転身は予想外でした。

今でも指導者、ランニングアドバイザーとして競技、ランニングなどに関われるのは非常に嬉しいですね。あとは、自身がほとんど走っていないことくらい・・・


先生

最初に考えていたのは研究者。広い意味で「先生」に括ります。"歴史"が好きで、小さいころから沢山本を読んできました。そうした中で、関西の史学科のトップに君臨する某大学に憧れていました。その大学ではマラソンで活躍した選手も居て、両面で憧れていました。

次に競技を中心に高校、大学と進路が決まっていく中で教員を進路先に考えていました。結局、教免は取らなかったので「なかった」ですね。これはやはり「教えること」と恩師(複数)の影響が大きいです。良い先生方に沢山出会えて来たからこそですね。

最終的には大学の指導者やランニングアドバイザーとして「教える」ことに携われ、形へ違いますが、大きな意味で歩んでいけていると思います。


本屋さん

祖父が本屋さんだったこともあり、小さいころから「本がある生活」が当たり前でした。いつかは後を継いで、と考えていたのが小学校くらいかな?

段々出版不況、本屋さんの大幅な減少があって、今は職業としては非常に苦しい「本屋さん」の現況になっています。その中で模索して、なんとか戦おうとしている人たちも居ます。

小さい頃から見てきた「本屋さん」は町のハブであり、知的バロメーターだし、漫画を含めた「本や雑誌と出会う」場所だったと思います。確かにコンビニでは雑誌など扱っていますし、大型書店では何でも揃います。

しかし町の本屋さんだからこそ出来ること、提示できることは沢山あったと思います。なんとか踏ん張って欲しいし、応援しています。

そして、結局自分はその道には行っていませんが、本を紹介したり、「"しるし"書店」(撤退)のようなものをやったり、少しでも本に携わり、良さを伝えていきたいですね。


作家

上記に同じく、本に沢山触れ、「読むこと」を散々やってきたので、「書くほう」に興味がいったのも当然だとは思います。まんがや小説は憧れても、簡単に書けるものではないなと思っていたので努力することも出来ませんでした。ですが、今でも書くことは好きです。

やはり書くことは形に残りますし、きちっと表現できていれば、人に伝わる、届く可能性は大きくなります。まして今はネットなどの発達もあり「発信の可能性」は大いに拡大しています。

これに加え、「速読」でも良いですが、読む人が増え、しかもスピードが上がれば「書くこと」が更に進化するなと考えています。

車の両輪と同じで、書店や本に関係することと、「書くこと」は一体だと思います。それぞれの立場、両方を兼ねた人々が活躍することでチャンスは広がるだろう!とも思います。

なんとか、この楽しい「書くこと」で自分の可能性も広がるよう、取り組み続けたいですね。書いてほしいテーマなどがあればご依頼ください!


結び

様々に「なりたいもの」が浮かんでは消えたりしていきます。今は、「仕事」と「趣味」の垣根も消えつつあり、ありとあらゆるところに「ビジネス」が入り込みつつあります。

働く側もどこで線引きするのかどんどん曖昧になり、「稼げるかどうか」が線引きになるのか、それともすべては「ライフワーク」として様々な肩書を名乗る形になっていくか憶測の範囲でしか解りません。

ただ時代が経るにつれ、面白いことは幾らでも出来ると思います。もちろん、生活も掛かっているので「現在はやるなら稼げること」に軸を置くのは当然だと思います。しかし、趣味としてでもこれからは「副業レベル」でも良いからと考えるなら可能性は拡大していくでしょう。

キャリアカウンセラーという観点からも、小さい頃からの「なりたかった」職業、やってみたかった仕事を書き出してみて、このように整理することで「何か」が見えてくると思います。是非、一度やってみてくださいね。

ご相談、ご依頼があれば是非お気軽にご連絡ください。




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神屋伸行/加古川優考塾/走遊Lab代表
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