身近な河川
私の出身地、加古川市ではその名の通り「加古川」という大きい川が流れています。加古川マラソンをはじめ、河川敷では様々なスポーツが出来ますし、マラソンコースも設定されています。
多くの駐車場などもありますが、おしむらくは夜間は照明が不足で使用しにくいんですよね・・・(市街地では運動施設・公園が不足)
その加古川では海に面したところに向島公園というものもあり、海にも接することが出来ます。加古川からの支流:別府川(べふ)というのもありますが、実は親水という意味ではあまり芳しくありません。
私が小さい頃はよく河川敷に降りて川に入ったりしていましたが、水害も多く、護岸工事が進められていきました。それにより、残念ながら親水性は失われています。
こういった施設を創り、親水性や海へ接する機会も考えられてはいますが、まだまだ追いついていないですね。その辺は東京も同じだとは言え、公園整備や親水性、海辺での公園作りなどは東京及び周辺地域は確実に進めてきていると思います。
柳瀬川流域河川整備計画 - 東京都建設局
こちらは近所、東大和、東村山、清瀬周辺に流域を持つ川の整備状況を表した12年前のレポートですが、他にも玉川上水、野火止用水などの用水群もあります。
まだまだ親水性という意味ではせっかく作った「親水ポイント」も草刈りが行われて居らず、降りれない場所も多く存在します。人がいつも訪れるような場所はそういったことがなく、日頃の生活に根付いた状況であるかどうかが見え隠れします。
★★★
日常、生活から切り離され、多くの人が関心を持たなくなるとどういう結果になるか?やはり衰退、荒廃に繋がると思います。現在の過疎化や地方創生も関心が集まり、少しずつ動いては居ますが、やはり時間が掛かる。
公園整備や里山事業、農村も、海辺も川辺も全部同じだと思います。
そういったものはスポーツも同じだと思うんですよね。「必要」で価値は高いのだけど注目度が下がり、生活に根付かなくなるとどうなっても気付かなくなる。荒廃しだすとそこでは生活が出来なくなる。
本来は金銭のみの価値ではなく、多くの人を養っていけるはずの「自然」がその力を失っていくのだと思います。ただ、教育を受けるにしても、何をするにもお金が必要で・・・その辺りのバランスが非常に難しいところですね。お金がないと人が集まらないから、結局人手が足らず荒廃する。
美味しいかどうかはさておき、多くの魚貝類は食べられますよね?注意すべき点も多くありますが、スーパーに並ぶ食材だけが「食べられるもの」ではありませんよね。あまりに自然から、そういったものから離れていくとどうなるか?とふと思うことが最近は増えました。
すぐさま良い手は浮かばないですが、スポーツと同じで、先ずは関心を持ち、親水、親自然という面が根付くところからではないでしょうか??