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競争システムの弊害?
難しい話や専門的な話はここではしないつもりです。ただ平成も終わりが近づき、気になるのは次代を見据えて改革、改善の動きがどんどん出てきているにせよ、まだまだ「昭和」が残っているな、という印象。
どうしても無意識にまで残っていたり、文化や仕組みに根付いているものですが。
「競争」そのものは悪いとは思いません。競争の中で得られるものも大きいものがあります。培われるものも大きい。ですがそこを過大評価し過ぎて「過当競争」を生み出したシステムや文化、意識はいまだ残留している感じがします。
全員を無理やり「競争」に巻き込んでいくのが正しい姿だとは思えません。教育や指導でも「個別性の原則」というのがあるように、1人1人が非常に大切な存在で、何者にも替えがたいもの。
AI時代も到来する中で、これからは如何に1人1人に手厚く手掛けられるかが鍵となると思います。AIが競争を煽る方向はおかしいですよね。ただAIを操るのも結局はヒトですので、現状のままだと個別性を進める為のAIが競争を煽る結果にもなりかねません。
教育でも競技現場でも、エンジョイの部分でも理想は「個別指導」「個別性の原則」を高めるところ。マンツーマンは相当難しいけど、プロ選手などはコーチ、トレーナー、栄養士・・・多くのサポートする人がプレイヤーに関わりますよね。マンツーマンどころではない。
それが1人の力を限界にまで引き伸ばす理想だと思います。もちろん行き過ぎたり、それはそれで問題も潜んでいるでしょう。引き伸ばすだけでなく、安全に思い切り楽しめる「娯楽」としても丁寧にサポートして頂けると嬉しいですよね。
でも現雑は未だに「全体主義」がまかり通る、そういった状況を改善しようとしない、投資を行っていかない現状がヒトを「消耗品」のように扱っていると感じさせるような話に繋がっていくと思うんですよね。
平成が終わっていくのは寂しいですが、新たな時代に理想に少しでも近づき、何よりもヒトを1人ずつ大切に出来る社会になっていければよいのですが・・・
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