日本語教育グローバル人材奨励プログラム
新型コロナ感染拡大の懸念から、昨年2020年は様々な教育機関で授業のオンライン化が進められました。私(吉井)は2021年9月から中国で日本語を教える予定でしたが、新型コロナウィルスのため渡航できなくなり、急遽日本からオンライン授業を行うことになりました。このような状況下では、講師控室などでの教育現場の知識の伝搬は難しくなりますし、各々の手持ちにある限られた教材を当たるしかなく、孤立した状況で授業準備を行わなければなりません。そのような状況の日本語教師が国境をまたいでオンラインで集まり、ネットワークを構築し、共有可能なプロトタイプの教材作成を通して情報交換や交流の場としたいと考え、「コロナ禍で孤立した海外日本語教師の共同教材作成を通したネットワーク構築プロジェクト」を発案しました。/本プロジェクトの成果は日本語教育学会「日本語教育グローバル人材奨励プログラム」に採択され、助成を受けたものです