N中等部プログラミング学習「ものづくり」で3Dモデリング①〜学び方編〜
こんにちは、N中等部「ネッ中note」です。
はじめに
前回の投稿ではプログラミングLT大会のフィードバック、気づきや学びについて紹介しました。
今回はN中等部のプログラミング学習で実践しているデジタルでの「ものづくり」の一環の3Dモデリングについてクローズアップし、学び方についてご紹介いたします。
学び方・生徒の作品について2回に分けてご紹介していきます。
3Dモデリングを学ぶ過程
N中等部でのプログラミング学習は「自分は何を学びたいのか・作りたいのか」のモチベーションづくりを非常に大切にしています。
詳しい記事はこちらの記事 3)をご覧ください。
Step1 3Dモデリングとの出会い
3Dモデリングを行っている生徒に、「始めたきっかけは?」と生徒に聞くと、多様な回答があります。
きっかけは多様です。
しかしきっかけがないと3Dモデリングに手をつけることはありません。
はじめから3Dモデリングを知っていて、興味をもっている生徒はStep2へ。
3Dモデリングは何となく知っていても、特にテーマがなく自然な流れで着手し始めた生徒が多い印象があります。
そこにはきっかけが存在します。
N中等部の生活では、自然と3Dモデリングに触れる機会が多くあり、それがきっかけとなっています。
Step 2 3Dモデリングをするソフトを選ぶ
Step1の多様なきっかけから、実際に制作へ移行するために。3Dモデリングソフトを選ぶ必要があります。
多様なソフトが存在する中で、N中等部の多くの生徒が使っているソフトは以下の2つです。
・Blender(ソフトをダウンロード、インストールしオフライン環境下でも使用できる)
・Tinkercad(ブラウザ上でログイン後すぐに使用できる)
N中等部のプログラミング学習サイトの「選択課題」でもBlenderをダウンロード、インストール方法から始められる教材があり、3Dモデリングを思い立ったらスムーズに始められる環境があります。
せっかく興味をもってもインストールがうまく行かず、始められない。
これではせっかく3Dモデリングを始める前に制作意欲が低下してしまいます。
また、周りの仲間も同じソフトを使っているので、困ったら周囲の仲間、プログラミングTA(ティーチングアシスタント)やSlackなどを用いて多様な方法で解決することができます。
Step3 作りながら学び、3DCGは目的ではなく手段であることを見出す
N中等部のプログラミング学習サイトの「選択課題」、他には感覚的に図形をドラッグ&ドロップで動かすことから始めて、基本操作を習得していきます。
さまざまな機能を知っていくと、
・3DCGを動かす→動画編集へ
・.stlデータをエクスポート→3Dプリンターで出力
あくまでも一例ですが、オリジナルで作った3DCGに対して、さらに要素が加わり最終的な成果物へと繋がります。
その過程で、3DCGを作ることは目的ではなく手段であることを見出し、はじめは何となく始めた生徒も「ものづくり」へと意識が変化していきます。
制作途中の経過や出来上がった時など、LT大会で発表や定期的な「ものづくりシェア」の授業、外部コンテストに出展などして、フィードバックをもらいながら更にオリジナル作品に磨きをかけていきます。
おわりに
今回は、3Dモデリングを学ぶ過程についてご紹介しました。
生徒のプログラミング学習で学ぶ過程の一例が伝れば幸いです。実際に生徒が作った作品はどのようなものでしょうか?
次回は、生徒の実際の成果物やN中等部のキャンパスで3Dプリンターが動いている様子を紹介します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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