My First Cat (1)
11月も半ばだというのに、今年はまだ暖かさを感じる。なんせ、札幌の平地にまだ初雪が降っていない。遅い。
あまりこの時期っぽい気温ではないので、ついカレンダーで日付を確認してしまった。今日は11月13日。
11月13日。父の命日は毎年カレンダーにメモしているのに、メモをせずとも忘れていない身内の命日がある。父方の祖父の命日だ。ちなみに祖母の命日は、11月7日だ。
以前もエッセイを書いたが、生まれ年こそは違えど、同じ日に生まれた祖父母は、命日まで近いのだ。
祖父の命日から、実家で飼っていた猫、モモちゃんを思い出した。
モモちゃんは、母が、ある日突然連れてきた猫だ。ワタクシが拾ってきた仔猫を捨てさせたため、母は長らくワタクシに猫嫌いだと思われていたのに。
モモちゃんは、祖父が亡くなった年の春に実家にやってきた。4月生まれだったので、祖父が亡くなったときは生後7か月弱だったはずだ。
あの頃、祖父は既に入院生活を送っており、時折一時帰宅していた。モモちゃんをだっこして、うれしそうな笑顔で写った写真がある。祖父は動物好きだった。
[モモちゃん:約7ヵ月齢]
いつもは赤いリボンだったけれど、祖父の喪ということで、黒いリボンを結んだ。黒いリボンの記憶が、祖父の命日からモモちゃんを思い出させてくれた。
かわいかったなあ、モモちゃん。ペルシャとアメショのハーフだったモモちゃんは、ふわっふわの短毛タイガーキャットだった。
ワタクシの最初の猫、モモちゃん。ワタクシの妹で、実家の三女だったモモちゃん。
明日、実家へ行く予定なので、仏壇に手を合わせて来よう。モモちゃんの分もいっしょに。
興味を持ってくださりありがとうございます。猫と人類の共栄共存を願って生きております。サポート戴けたら、猫たちの福利厚生とワタクシの切磋琢磨のために使わせて戴きます。