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習字やってて良かったなと。

字がきれいに書けないという悩みをもった人はどれくらいいるだろうか。

先日スマホを新しくしようと思い、機種変更をしてきた。
担当してくれた人は、端から見ても仕事ができそうなイケメン(羨ましい)見た目通り手際も良く説明も解りやすい。スムーズに進行してくれた。

だが、詳しく説明する為に紙に書いてくれた字が、お世辞にもキレイとは言えず、なんというかクセがあって読みづらいと言えばいいのか、何だか残念な気持ちになってしまった。

これは完全に私の主観だし、別にそこに対して非難するつもりもない。ましてや字がキレイでない人を否定している訳でもない。

けど、何かもったいないなと思ってしまう。

もちろん人によっては字のキレイさに関して特に何とも思わない人もいると思う。字がキレイではないからといって、その人の人間性まで否定されるようなことは決して無い。字がキレイだから何か特別という事もないのだ。

だが、私はそこにはギャップというものが存在していると思っている。ようは見る側から先入観である。

極端に言うと、仕事出来そうな人が汚い字を書くマイナスのギャップと、仕事出来なさそうな人がキレイな字を書くプラスのギャップである。(言い方悪くてすみません)

何度も言うがこれは私の主観であり、全ての人に当てはまることではないが、何人かの人は過去にこういう場面に遭遇しているのではないだろうか?

そして、字が汚くて人前で書くのが恥ずかしいとコンプレックスを持っている人、逆に自分の字に自信をもっていてむしろ書く事が好きな人もいると思う。

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(※写真は水で書ける習字の紙。)

私は、小学1年から中学卒業まで、書道教室に通っていた。というより通わされていた。

祖父がお寺の寄付者銘板(お寺に寄付した檀家さん名簿みたいなやつ)を毛筆で書いて納めていた。

祖母も母も母の妹も書道をしていて、当時から落ち着きがなく遊んでばかりだった私も通わされることになったのだ。

当初は本当に嫌で嫌でしょうがなかった。じっと正座で座っているのもつらかったし、墨も硯で擦るところから始まる。

それが終わらないと書く事も出来ないし、書いては先生に見てもらい「このハネはこうね。このハライはこう。ここは右上がりでね。」と添削してもらう。そしてまた書く。それを繰り返して完成度を高めて行く。

更に硬筆もやらされた。週代わりで毛筆と硬筆。始めた当時はめちゃめちゃ辛くて、ときどき嘘をついてはさぼったりした。(当然母にはバレてビンタがまっていた)

しかし、続けるという事はすごいもので、ある時から自分の思うように筆が動かせるようになった。硬筆もそう。

そして先生が書く字のキレイさが徐々にわかっていく。

途中からは楽しかった。キレイに書けると先生に褒めてもらえるし、学校の習字の時間はみんなからすごいねと言ってもらえる。

今でも本当に書道教室に行っててよかったと思うし、今でも「字きれいだね」とい言って頂けることも少なくない。

キレイな字を書けるということは大人になってもメリットだと思っていて、日常的に感じる事が出来るメリットとしては、やっぱり人前で書いても恥ずかしくない事。

自分の字にコンプレックスを持っている人は、他人に見られる事を嫌う傾向があるんじゃないかなと思う。

でも、自分の書いた字を他人に見せる事って日常生活の様々な場面で起こりうる事だ。

ビジネスの場面でも、自分が書いた書類が相手に見られる事はたくさんあるし、プライベートでも他人に見られることはたくさんある。色々な場面で、毎回ちょっと嫌な気持ちをしてしまっているんじゃないかと思う。

だから、字がキレイに書けるって結構なメリットだし、習字だって教室に行かなくても自宅である程度出来る。(でも教室に通うと、筆や鉛筆の持ち方から姿勢といった様々な事を学べるからオススメです)

以下、私が思うメリットです。

■どこで字を書いても恥ずかしくない
これが1番大きいメリットかなと思う。
基本的に習字を習っている人は勝手に字がきれいになるイメージ。

■字がきれいとほめられる
これはそのままの意味です。ほめられます。
そして周りの評価が高い。特に年長者の方や女子から。

■字を書く仕事を頼まれる                      今はパソコンでの書類作成が多く、文字を手で書くことは極端に減ってしまってはいますが、どうしても手書きでないとダメな場合なども存在します。だからこそきれいな字を書く事が出来れば、「字がキレイな奴だれだ?」「あ、あいつがいたな」ってなる。
これは結構大きなメリット。

■字を書くのが楽しい
書道は絵と似ていると思っていて、形、線、バランスなど、色んな要素が整って書かれた文字を自らの手と筆で作り上げる。
きれいな字を書く事に自信をもっていて、きれいな字を書けば周りがほめてくれるから、字を書く事自体が楽しくなってくる。
これは習字を習っていなければ感じる事が出来ないかもしれない。

■ギャップをつくれる
優しそうに見える人が実際に優しいのと、恐そうに見える人が実は優しいのではおそらく後者の人の方がより優しく感じるんじゃないかな。     先入観を裏切られると強いインパクトとして残る。           こういう風にギャップをうまく利用すれば、好印象が得られるんじゃないかと思う。

こんな感じで、字がキレイに書けることはそれだけで得する事がとても多いと思います。

もし字がキレイに書けなくて悩んでいる人や、キレイに書けるようになりたい人は、習字はすごくオススメ。(セットで2,000円ちょっとで買えるはず。)写真のように、水で何回も書ける習字用紙も売っているので、汚れるのが嫌な人や後片付けが面倒な人も簡単に始められますのでぜひ。

書いていたら私も久しぶりに習字したくなってきました。

結果、習字やってて良かったなと。

だらだらまとまりが無くなってしまいましたが、最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

ではまた!

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