中学不登校から一流大学に行く生徒の特徴について書いてみた
元不登校の人には成功している人も多いことが知られている。
芸能界だと指原莉乃、千原ジュニア、マツコ・デラックス徳井義実など。
実業界だと家入一真、大前研一や山口絵里子などがいるし、
文芸の世界だと赤川次郎や金原ひとみなどがいる。
もちろん誰もが成功するわけではない。
しかし、リスク低くチャレンジする土壌は今の時代は整っている。
例えば、最近はお笑い界などはほとんどが大卒である。
元不登校の子でもお笑い芸人志望がいるが、
彼らは大学でお笑いコンテストなどに参加して世に出ることを目指す。
さて、わたしは不登校支援をここ10年ほどしていて、
多くの子が大学に行くのを見てきた。
なるべくなら名の知れた大学に行きたいという子が多い。
そこで一流大学に中学不登校や高校不登校から進学する生徒の特徴について書いてみたい。
この特徴を知れば一流大学でモラトリアムを享受して、
やりたいことに打ち込む時間を得ることができるでしょう。
もしくはやりたいことを早く見つけて、
自立するタイミングも早まるでしょう。
3つの特徴
結論から言うと、
1,メンタル面を早く整えること
2,志望校を決める早さ
3,塾に通うか家庭教師に教わること
の3点が彼らの特徴である。
上記の3点の理由について検討していきたい。
1のメンタル面を早く整えることは単純である。
例えば、中3で不登校になったとして、
ほうっておけば回復するかというとそうでもない。
となると、病んだまま18歳の進路選択のときをむかえるわけだ。
大学でも専門学校でも就職でもきびしい状態である。
逆に早くメンタルが整っていれば
どの道に進んだとしても安心である。
2の志望校を早く決めることも単純である。
中3で不登校になったとして、
高1で回復してA大学の理工学部を志望校と決めたとする。
そうしたら入試科目の英語と数学と物理を勉強すればいい。
時間はたっぷりある。勝算は十分である。
3の塾にいくか家庭教師に教わるかは特殊な事情がある。
不登校の子は人に教わりたがらない子が多い。
「自分で勉強できる」と主張する子が多いのである。
しかし、自分でできるのであれば苦労はない。
世の中にあるダイエットや英会話などの悩みは消えているであろう。
ライザップなどはいらないのである。
自己管理できるのであれば
今の時代は会社の上司も学校の先生もいらないかもしれない。
そこに気づいた子が何事でも勝てるのだと思う。
A君とB君
ここで、中学不登校から一流大学に行った子を2人紹介したい。
1人はA君である。
A君は中2の時に不登校に。
そこでお母さんはさまざまな本を読み接し方の変革を実行。
A君はそれによりフリースクールに通うようになった。
その後あえて通信制の高校に行きバイト三昧の日々を送った。
メンタル的にも体力的にもかなり回復していたわけだ。
その後、高3で明治大学の理工学部志望校を決めて、
塾に行きながら勉強をした。
現役でめでたく合格し、今はアメリカの大学院でコンピュータサイエンスを学んでいる。
このケースはA君が賢いというよりも、A君の親が素晴らしかったと言える。
次にB君のケース。
B君は中3で不登校になった。
その後フリースクールに通いそれなりに元気であったが、
学校嫌いになり全日制の高校はこばんだ。
B君はその後、通信制高校に通いながらバイト三昧。
と同時に高1から早稲田大学の文系にターゲットを決めて塾に行った。
B君の選択は英語、国語、日本史で高1から3科目に絞って
勉強すれば相当に極められるというものである。
現役で早稲田大学に合格した。
大学では「やりたいことを探す」と言って怠惰な日々を過ごしている。
まとめ
最後にまとめると中学不登校から一流大学に行く子の特徴は下記の3つ。
1,早めにメンタルを回復すること
2,志望校を決める早さ
3,塾に行くか家庭教師につくこと
A君やB君の親は大変に素晴らしく意識改革に熱心だった。
それにより2人ともそれなりに満足できる結果になった。
この仕事をしていると子どもの能力や努力よりも親の努力のほうが大事だとつくづく感じる。
今後はそういった親がどのような努力をしていたのかについて書いていきたい。