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自分を楽にしてくれた本『内向型を強みにする』 #14

こんにちは。にわのです。
子どもとすごすと楽しくて、仕事にもなり、noteに色々書いてみる程どっぷりハマっている私ですが、では「人と関わることが大好き!」なのかというと、なかなかそうは言いきれません。

  • 人と会う約束をウキウキとしたのに、当日になると身体も心もどうにも重たくてドタキャンする。

  • 大人数の宴会やパーティ的な空間にいると、帰りたい!一人になりたい!とたまらなくなる瞬間がある。

  • 休みの日に誰かと外で遊んですごすと、帰ってきた後ぐったりしている。休んだ感じがしないので、次の約束時にドタキャンする自分への言い訳にしてしまう。

今では大分減りましたが、学生の頃〜社会人5年目くらいまではこんなことばかりでした。結婚したパートナーは私とはこの点真逆で、休みの日はできるだけ人と会う予定を入れたいタイプ。外で遊んでくると、出かける前より元気になって帰ってくる。ついつい比較してしまい、「なんで自分は人と会うと疲れてしまうことがあるんだろう」「こんな性格なのに、何故人と関わる対人支援を仕事にしているんだろう、本当は向いていないのでは」と考え込んだりしていました。

そんな自分を楽にしてくれたのが、この本を通じて知った「内向性」「外交性」という捉え方でした。


内向型とは?

食べたり飲んだりすることで身体を元気にするエネルギーを得ているように、生き生きと楽しく暮らすには、心にもエネルギーを補給する必要があります。

  • 人と会うことが心的エネルギー補給になるタイプ → 外交型

  • 1人ですごすことが心的エネルギー補給になるタイプ →内向型

気質に関する心理学者のスタンスや、「刺激を求める遺伝子(新奇性追求遺伝子: D4DR)」に関する科学者の研究を引用しながら、「生まれ持った気質」として外交型人間と内向型人間がいる。スパッと二分される訳ではないが、連続体の中のどちら寄りタイプなのかを認識することで、自分との付き合い方が上手になる、と著者は言います。

世の中には自分と同じように「人に興味があり、会って話すことは好きだが、疲れを感じたり回避したくなってしまうことも多い」という人がたくさんいて、科学的な研究もされていて、工夫や対策次第でそんな自分とも上手く付き合っていくことができる、という内容に非常に救われてきました。

内向型な自分と付き合うコツ

なるほど、「刺激を求める度合い」と「エネルギーの補給/消耗方法」の違いなのね、と理解したことで、自分に合わせた「作戦」を色々と準備できるようになり、疲れすぎずに人と会う予定を楽しむことができるようになりました。

関係性の浅い人や、大人数がいる場所へ出かける時、休みの日の外出に気後れする自分に気づいた時は、以下のことをするようにしています。

  1. こまめに飲む、ちょこちょこ食べ続ける
    「脳が、得意でないことを頑張っている」ので疲労を感じてしまうなら、脳への補給を増やせばいい、という作戦。少し大きめの水筒とおやつを手元に準備してこまめに口に入れます。これだけでも大分違いを感じています。

  2. 実際行くまで、そのイベントのことは考えない
    移動経路やスケジュール確認から始まり、あの人がいるからこの話をしよう、こう言われたらどう返事しよう、と、脳内シミュレーションをしすぎて行く前から疲れる→嫌になりドタキャン、という負のループを自覚。「ただ考えない」は難しいので、没頭できる漫画やラジオを用意しておきます。
    どうしても事前に段取りが必要なイベントの場合は、誰かに聞いてもらって人と一緒に考えるようにすることで過剰な脳内シミュレーションを回避できています。

  3. 会場に着いたら、最初に避難場所を決めておく
    お店での宴会なら「あの人の隣」、立ち歩く空間なら「部屋の隅」や「外の空気が吸える場所」など、疲れを感じたら向かう先を脳が元気な内に決めておきます。疲れてきた、帰りたい、、となってからだと、ロクな判断もできなくなっていたり、回避行動を考え実行する気力もなくなっているので、最初に決めておくと非常に楽です。

自分に合わせた作戦と回避手段をパターン化できたことで、人と会うこと、休日の新しいすごし方、刺激の多い環境をずいぶん楽しめるようになりました。

以上、「自分の嫌いなところ」「変えたいけど変えられない性格」だと思っていたものが、「作戦次第で上手く付き合うことのできる、心的エネルギー消費傾向」だと気づくことができた、という話でした。

ではでは。


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