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「OPTION B」最終章 読書感想文。
BGMにどうぞ。
知ってるかい 忘れてはいけないことが
何億年も昔 星になった
最終章 もう一度、愛し笑う
この章題ですよ。この本をポチる前に目次みたとき、良書の予感がしたタイトル。
哀しみではなく感謝を。苦しみではなく慈しみを。僕もそう思ってたので。
だがしかし、章前半は想像とちがった。
この先一生ひとりで生きていくのだろうか?
ほかの人とデートすると考えただけで、さびしさに襲われ、続いて罪悪感に駆られる。
なるほど新しい恋愛を、という話。こうしたことは早い段階ではタブー視されるし、非難や差別もされると筆者は説く。
特に女性の場合。
死別の1年後に誰かと恋愛関係にある確率、男性54%、女性はわずか7%
女性に求められる像は「嘆き悲しむ未亡人」
割合の差はびっくりしたけども、女性が新しく恋をしないのって、そ〜ゆ〜もの(強迫観念?)なの??というのは少し疑問。男なので知らんけど。女性の方、教えてください。
たしかに世間的にはタブー視されたりもするんだろうけど、、、
僕だったら伴侶が死んだら…というか生きててもフツーに浮気すると思う…笑(死んだ相手ごと愛して欲しい気持ちはある)
自分が死んだあとなんてもっとどうでもよくて、というかまあ幸せであって欲しいよね。
死ぬのも残されるのもどっちも自分ではない他人なら、べつに好きにしたらええんやないとしか思わないなぁ〜。
将来についてもっと明るい気持ちになれる
どう思われようと、大切なのは、またデートをする気になったということだ。
裏切りと考えず、悲しみを乗り越えて喜びを見つけようとする試みだと思ってほしい。
と、筆者はどんどん恋愛を推していく。7%ぉ?だったらやったるわ!みたいな気持ちもあったらしいので、参考までw
暮らしに笑いを。
恋愛からも笑顔は生まれるわけだが、ユーモアにもレジリエンスを高める効果がある。おなじくタブー視されたりもするわけだが。
死そのものを笑い飛ばす。そのたび自分でぎょっとする。
葬式でジョーク飛ばしたりもするよね〜って話。あるある。良い儀式だな〜ってなった。
底知れない暗闇を押しのける効果があった。
うんうん。これらは生理学や進化論的にも正しくて、色んな研究もあるんだって。ほえ〜。でも、
悲しみが癒えるわけではない。この先乗り越えることもけっしてないだろう。
てな感じで、章題から受けたイメージとちゃう話してるなぁ〜って読んでたら、
亡くなったあともだれかをこんなに深く愛し続けられる(p238)
って急に段落とか変えずに言い出して、キター!ってなった。笑
愛情のレジリエンスとは、自分の内なる力を見つけ、それを人と分かち合うこと(中略)そして、愛する人が亡くなったあと、なおも愛し続ける方法を見つけることである。
このnoteのさいしょに書いたけど、感謝と慈しみやと思うねんな。
悲嘆があるべきところに自然と導かれるのを、私たちは待たなくてはならない
これいい表現だな〜!ほんで「あるべきところ」とは何処か?という良い問いでもある。
答えはきっと奥の方、かなぁ?
2人で過ごした一瞬一瞬に感謝してやまない
せやな。
さいごに筆者が書いた弔辞から抜粋。
埋葬するのは彼の体だけです。彼の精神(中略)は、まだ私たちとともにあります。彼がだれかの人生を変えたという物語のなかに、(中略)それはたしかに受け継がれている
せやな。
野に咲かず 山に咲かず
愛する人の 庭に咲く
章ごとの感想、まとめ
1 諸行無常。禅やぞ。
2 問え。耳を傾けろ。
3 ただそこにあるだけ。
4 生きててえらい。
5 たしかにそこにいた。
6 幸せをやってもいい。
7 未来は僕らの手の中。
8 つながり。
9 本当の声を聞かせておくれよ。
10 感謝と慈しみ。
さてとこれで終わっていいんだけど、次回、章ごとのまとめや感想を振り返りつつ、「はじめに」で書いた「現時点(本読む前)の僕のオプションB」が、どう変わったのかを見ていこうかと思いますが、変わってなさそうなので書かなかったらごめんなさいw