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「旅の効用」読書感想文。
BGMにどうぞ。
3月はこれを読んだ。感想文やっていく。
と言って最初にやった作業、7,000文字あったメモを2,500まで削減。これじゃあ感想文じゃなく、ただの要約、、、まあいっか、腑に落とすためやこんなもん。
最終的にこのnoteは2,800文字ほど。僕だったら読みません。ま、自分のための要約。
なんのメモもせず書けるようになりたいものだ。読書量、会話量、経験が足りないってことなんだろう。あきらめる。
色掛け部分は全て引用だが、原文ママではなく要約や意訳しているし、章もゴチャ混ぜ。
18章ある厚めの本を読んだ理由。
某読書サークル民が「いつか旅人にわかーずに読んで欲しい」と呟いていたため。いつ読むの?今でしょ。出会ってしまったので。
言うて自分が旅人だという認識はない。そりゃ博多号には最近よく乗るけども、旅にわかですね。人生を旅に例えてもまあ、路頭に迷い続けてやっと道が見えたくらい?
「人は迷った時はじめて、自分のことが分かり始める」ヘンリー・デイヴィッド・ソロー
色んな旅行記などから沢山ある引用が素敵。
だいたい、こんなことが書いてあった。
旅をする理由。
・憧れと衝動
とあるニュージーランド人は、母国を中心に描いた周りが海ばかりの世界地図をみて居ても立ってもいられなくなった。
また別の旅人は、いつも別の場所に憧れる。「どうして今ここにいる?他のどこかじゃなくて?」と問う。地球上のどこにいても落ち着いていられるし、どこにいても落ち着いていられない。
行かない理由なんてない(笑)
あふれる主人公感。
・探究心
私はいったい何者なのか?今から何を始めようというのか?
異文化の中に入って、奇妙だと思われることによって、自画像は正確になっていく。旅は鏡である。
体験が、人間を形成する。
鏡かぁ。
・セラピー
定住者の嘆きを癒やす。巡礼という宗教的行動にもその効果がある。
なるほど、たしかに。
旅の効用。
・世界観の広がり、受容力
ここが一番、引用の文字数削るの苦心した。
旅する人々は自由な仲間になり、世界は平和になる。誤解、不安、不信こそ、全ての悪の原因。不安は、無知と経験不足から。
同意。「わからない」から戦争は起こる。
貧困は不幸とは違う。彼らにも喜びがあり、物語があり、ほほえみがある。
「ここは危険な国」という人に対して「私もいい話を聞いたことはない。でも世界各国に、今の話が間違いだと説得したい」その国の若者と交流し、私達とおなじだと気づく。
「一人でスラム街に入るな」と言う。しかし目が充血して銃をもったギャングなど一人もいない。訪問すれば理解と思いやりが増す。
我々の国にも「ニンジャ」「ハラキリ」「東の果て」という不理解があることだろう。
座っている男女は詰めて、私のスペースを作ってくれた。同じくホットティーを手にする(めっちゃ中略)仲間意識が成立してくる。
新宿のゴールデン街を思い出す描写。
新聞に記されていないことは何か?旅は、メディアが伝える悲劇に満ちた世界像を疑問視する。「北京では、二人の女の子が登校中に立ち止まって花を摘んだが、それについて別段何も考えずに学校に向かった」は記事にならないが、これこそが世界。
そして筆者はルソーを引用する。
「立ち止まれば考えが止まる。心が動くのは、両脚と連動する時だけだ」
・対応力
所要時間なんて誰も知らない。現実は予測がつかないし絶えず変化する。生きている実感ーーすべてが当たり前ではない。どんなことも起こるさと不快を受け入れる。
そうなんだろな。旅にわかだから知らんけど
・人間関係構築力
私の記憶にまだ残っているのは彼の強烈な存在感だ。見知らぬ私と語ろうとしていた。
これが旅の良いところ、だよなぁ…
列車の乗客たちは同方向に進んでいる。乗車時間は長い。異様に強い一体感が生まれる。
ほえ〜博多号にコレは少ないなぁ。せめてSAの休憩がもうちょい長くて多ければ…笑。
船旅とか最高なんだろなぁ。
旅の素晴らしさ。
・体験
動物の背に乗って移動すると心が落ち着き安心する。何もかもが意味のあるメッセージ。小さいが、重要な部分。壮大な全体の一部。
この本を読んでると、砂漠だったりインドだったり、僕が見たことないモノの描写が鮮やかでウキウキして、行った気になれる笑。
・景色
覚えているのは、あの広い海と、太陽に照らされたオレンジ色の瓦だけだ
だから僕たちは写真を撮る。そしてそれを見てなお、その景色とは別のものを見ている。
旅のススメ。
・アンチ飛行機
飛行機によって海外は神秘でなくなった。北欧からアフリカに飛ぶと、頭が混乱する。
なるほど。北海道から遠い西の県に飛んで「ここはどこだ、君はほんとにそこにいるのか」なんて思ったことが僕にもありました。
・自転車最高
風景の中ペダルをこぎ、地元のチーズ工場やワイン醸造所、村の居酒屋に長居する。
「今ここにいること」をゆっくり楽しむ。
・「これだ!」を見つけろ
旅の体験コレクションは無意味。すべての国を感じる暇はない。それよりも、人間関係や体験を深めることの方が興味深い。
また乗るか…はかた号に……
いや、それより原付か?笑
・まとめ
現代人は効率的で快適な旅を好むが、旅は安ければ安いほど体験が豊富になる
旅人が幸せに向かう道は直線的ではない
旅の終わり、寂しさ、孤独。
自由に動き続けることは幸せだが、同時に物悲しい。
旅は不意に終わりを告げた。始まりと同様に突然だった。
誰にも必要とされないし誰かを必要ともしてない孤独。しかし人と会うと万事が明るくなり、仲間意識と高揚感が訪れる。出発と到着の反復。それをまたやる。真剣にやる。
誰に何を期待していたかを自問する。
さいごに。
7,000文字あったメモを2,500まで減らし、さらに要約しながらこのnoteを書いたのだが、どうしても削れなかった章のメモをそのまま掲載して終わろうと思います。
【16章 旅と病の間】
世界初の「徘徊症」を診断された男の具体例
・気付いたら知らない国で知らない仕事してたり、目の前の車掌に切符を求められて慌てたらポケットに切符入ってて逆にビックリする病気。ぷろおごやん!
・旅の記憶は一切ない。目覚めると遠くにいるが、どうやってそこに行ったか分からない。ぷろおごやん!
・領事は、私と関わろうとしませんでした。となるとひたすら放浪するしかありません。草wwwぷろおごやん!?
・警官「毎日何してるんだ?」「いろいろです。お金がある時は払います。なければ、おなかを空かしてます」ぷろおごやん!w
・刑務所で頭を剃られたが、それがひどく痛かった。頭部がとりわけ敏感だったからである。ぷろおごやーーーーーん!!!
ありがとうございました!!!