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庭ぐらしでやってみた 木をかこう!
こんにちは。本日は、木をかいてみたお話です。
昔から好きな人がいる。
名前はブルーノ・ムナーリ。
イタリアの美術家で、「役に立たない機械」など数多くの素敵な作品を残している偉大なお方だ。
中でも、デザインの観点から遊びをふんだんに取り入れた絵本が有名。
わたしも彼の絵本を1冊だけ持っている。
それが「木をかこう」だ。
何度もパラパラとめくっては、優しく「遊び」に誘ってくれるムナーリの世界を想像していた。
今回は、見るだけでなく、木を描いてみることにした。
そもそもこの本は、誰にでも絵が描けることを伝えてくれている。
せっかくならわたしも描いてみよう。
どうやってかけばいいのか。
戸惑う読者に、ムナーリは言う。
幹が、まず2本の枝にわかれ、その枝が、また
、2本にわかれ、わかれるたびに、細くなる。
この規則は、簡単だから、これさえおぼえておけば、だれにでも、木はかけます。
「幹から枝が2本ずつ分かれていく」。
それさえ守ればいい。簡単すぎて、逆に拍子抜けしてしまうほどだ。
だが、本当にそれだけで木は描けるのだろうか。
抽象画は好きだけど、ものを描くのが苦手なわたしが挑戦してみた。
(写真:わたしの描いた、ベーシックな木)
あまりうまくできた、とは言えないが、とりあえず木はかけた。
うまくできなくても、人間不思議なもので、ひとつかいたら、次に進みたくなる。
この本には、線を変えてみたら?とか、さらに素材を変えてみたら?とか、さらに次に行きたくなるようないろんな提案があるのが小憎い。
ついワクワクといろんな木を作ってみたくなるのは、わたしだけではないはず。
全ての人の中にある、子どもの時間を取り戻してくれる、そんな本。
まだ読んでない、という方はぜひ一度手にとって欲しい。
一緒に「木をかこう」!
ムナーリと一緒に無邪気に遊んでほしい。