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【7.0ネタバレあり】FF9が好きな自分が黄金のレガシーをプレイしての感想

※この投稿ではFINAL FANTASY XIV黄金のレガシーについての
・ネタバレ、本編の感想
・いちFF9ファンとしての感想(ネガティブを多く含む)

などが含まれます。プレイ中の方やそんなものみたくないという方はブラウザバックをお願いします。

まず全体の感想としては、
「FINAL FANTASY XIV 黄金のレガシー」という作品としては面白かった。
と感じています。
ストーリーの構成として旅の中で成長して、敵が出てきて、旅を通して学んできたことを活かして敵を討ち果たす。
王道のファンタジーらしい進行でとても楽しませてもらいました。

個人的な問題はその中身とFF9の使い方でした。
序盤のヨカフイ族のNPCの口から
「生きている人が死んだ人のことを覚えている限り、たとえ死んだとしてもその人の命は続く」
というFF9での死生観に近いものが出てきてあぁ、こういう小ネタを挟んでいってくれるのかな?楽しみだなぁと思いながらそこでは進み、道中のIDの中にもメイワクテイルとか色々小ネタが挟まってて、こういう知ってるとニコニコ出来るのやっぱいいなぁとか思いながら楽しくプレイできていました。

その後継承の儀を終えて、エレンヴィルとデートだヒャッホイw とか思いながら向かったサカ・トラルでいきなり出てきたドームから現れたヘンテコな機械兵に襲われて、その先から本当に頭がぐちゃぐちゃになりました。

向かったドームの先に待ち受けていたのはあまりにも世界観に合わないFF9の原曲を引っ提げ、これまたどちらの世界観にも合わない女スフェーン。
しかもそいつがアレクサンドリア連王国の王。
最悪の気分でした。
自分の愛するアレクサンドリアが大量虐殺を行う敵国という最悪の形で登場したことに。

その後のアウトスカーツでのイベントでも雲の上に記憶を預けるというFF9オマージュと取れるセリフが最悪の形で使われておりゾッとしました。
同マップ内のアレクサンドリアであったであろう建物は原作の襲撃時以上に壊れており、それをやったのが原作では一緒に戦ったリンドヴルムときた。

分かっています。これはFF14でありFF9ではないということは。
ですが正直FF9嫌いなのかな?という思いまで浮かんできました。
そのぐらいひどかった。正直小ネタがところどころ詰まってれば面白いなと思いながら遊んでいたのですが最悪の形で贅沢に使ってきたな。本当に。

自分はFF9の世界観が、キャラクターたちのいろいろな愛が、成長が好きです。それが真逆の使われ方をされ、FF9へのリスペクトって無いのかな。都合のいいように名前を出すことがファンサービスだと思っているのかな。と感じました。

最終エリアは本当に綺麗だったしストーリーも良かった。
ユーザーに停止の判断を委ねる演出も心揺さぶるものがありとても考えられてるなぁなんて思いながら進んでいきました。
FF9のいろんなネタもふんだんに散りばめられていて、展開が違えばニコニコできたんだろうなって思いました。展開が違えばね。
あまりにもその前に与えられた情報が最悪すぎて素直に喜ぶことはできませんでした。

その先に待ち受けるラストダンジョン、アレクサンドリア
これがまたとっても複雑な感情にさせてくれました。
死ぬほどできが良い大好きなアレクサンドリアの街並み。
そこに入り込むあまりにも合わない紫の機械。メカメカしい敵モブ。激しく壊されていくアレクサンドリア。
この好きなゲームで大好きなゲームのマップを歩ける嬉しさ。
それを上回るとてつもない違和感と不快感。
ストーリーが良かっただけに残念極まりなかったです。別の形で出会いたかった。

今回のことで強く思ったのはFF14はFFのテーマパークかもしれないけど原作はどれも改変自由のフリー素材ではないだろ。ってこと。
正直今回のストーリーは全部オリジナルでやってれば手放しで褒めてたと思います。それぐらいには構成自体は好きだった。
次オマージュされる作品には同じような目にあってほしくないな。

FF9もFF14もどっちも大好きなゲームだからこそとても苦しかったのでここに感想を投げます。

書きなぐりの駄文でしたが最後まで見てくれてありがとうございました。


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