人間関係を悪化させる一言【なんでもいい】
はじめに
皆さんは何かの質問に対して「なんでもいい」と返事をしたことはあるでしょうか?
一見相手の意見を尊重しているような一言ですが、もしかすると人間関係を悪化させるきっかけになってしまうかもしれません。
何気なく使っている人は要注意!!
ではなぜ人間関係悪化につながってしまうのでしょう??
なんでもいいと答える心理は??
日常でもよくにかける質問に対して「なんでもいいよ」「任せるよ」「君がしたいようにしてくれ」といった回答を見聞きします。
例えばのシーンでは、夫婦の会話の中で妻が夫に対して
「今日のご飯は何がいい??」と聞いた際に、「なんでもいい」と答えてしまうケース。
他には部下と同行している際にお昼の希望を聞かれて「なんでもいいよ」と答えてしまったりがあります。
これらの例は私の経験を書いております。
基本的に希望がなかったり、こだわりがない時によく妻や後輩に「なんでもいいよ」「任せるよ」などの回答をしてしまっていました。
これらの回答をしてしまう心理としては、下記があげられます。
・本当に希望がない
・相手の希望があったら尊重したい
・考えるのがめんどくさい
基本的に相手の希望を尊重するためと銘打って答えることが多かったです。
また、自分の希望が相手の苦手とするものであれば気まずいなとも思っております。
なんでもいいといわれた側はどう感じる??
では、このように回答された側はどう感じるでしょうか?
正直私自身はどうも感じませんでした。
なんでもいいといわれれば自分の好きなようにしていますし、候補をいくつか挙げて詰めていくことが多かったため、特に苦に感じたことはなかったです。
そのため、ほかの人にも同じようにしていたのでしょうね。
ただ、先日会社の後輩に言われて気づかされたことがあります。
それは、「なんでもいい」といわれた側は困るということです。
よく妻ともケンカしたことがありましたが、なんでもいいといわれても困る!何も考えていないんじゃない!?なんて言われてました。
その時の私は述べた通り、考えてないわけじゃないが妻の意見に合わせてもいいなと考えており、妻の意見を尊重するために「なんでもいい」と回答してました。
ただ後輩に言われたことは、「質問側も案がなく、決定できず聞いているのに対して「なんでもいい」といわれると困りますよ。せめて方向性か選択しぐらいは答えるのがいいのでは?」とのことです。
改めて聞けば普通のことですが、私には衝撃でした。
相手を困らせてしまっていたのだなと深く反省しました。
「なんでもいい」は人間関係を悪化させる要因になる
このように相手の意思の尊重などと勝手に思い込んで決定権を丸投げしてしまうと相手からは無関心、放任、思いやりがないなどといった誤解を招く可能性があります。
つい親切心で「なんでもいい」と使ってしまっている人は要注意でしょう。
相手を思うからこそ何か回答や方向性、選択肢を出すことが良い人間関係を作っていくのかもしれません。
楽な方に逃げずに一緒に考えていくという選択をすると関係性も深まります。
私個人的には、今後後輩からお昼ご飯を聞かれた際はちゃんと自分の食べたいものをカテゴリーもしくは選択肢として出そうと思っているます。
ぜひ皆さんも素敵な人生にしていきましょう!