「即レス」から心理的安全性が生まれる
art. #85 / 2500 words (2 min.)
こんばんは。
トンカツ屋の良し悪しはキャベツで決めます、新田です。
さて。
きょうは、業務支援のなかでふと思った「レスポンスの速さ×心理的安全性」について書いてみます。
興味のあるかたはお読みください。
はじめに
大学時代、人的資源管理論(HRM: Human Resource Management)という学問を専攻にしていました。
人の育て方・組織の作り方などを学びます。
小・中・高のころ、リーダー的な立ち位置でいろいろチャレンジしたとき、一番の悩みは「どうやったらチームは一つに団結するのか?」でした。
そのヒントになりうるものがHRMにあり、授業を受けた初日にえらく感動したことを今でも覚えています。
そこから専攻科目として、どっぷり浸かっていました。
心理的安全性とは、恋人とか親友とかに例えるとわかりやすい
(簡単な説明になってしまいますが)心理的安全性とは、一言でいえば「わたしはここにいていいんだ」「自分らしく発言しても受け入れてもらえるんだ」と思える安全地帯のことです。
恋人や親友といると、素の自分でいられて話をしてて楽しいなっていう感覚ありますよね。
それが、心理的安全性です。赤ちゃんからすると、お母さんにあたります。
(ざっくりな説明なので、参考記事をどうぞ↓)
「即レス」が心理的安全性に影響を与えるのではないかとふと思ったのは単純なことがきっかけ
「心理的安全性を高めると生産性が上がる」とか言われるので、安全性があるに越したことはありません。
心理的安全性を高めるために、チームランチを推奨したり、否定せずにまずは肯定からみたいなコミュニケーション術があったりします。
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ある業務支援をしているとき、ふと思いました。
「チャットのレスが速い組織には、高い心理的安全性があるのではないか」という点です。
理由は単純です。
レスを速くもらえると、「質問していいんだ」という安心から始まり、「レスがあるから楽しい」(≒Tiktokで永遠に流れ続ける動画を見て楽しい)みたいな気持ちになるからです。
逆に、レスが遅いと、「なんか質問しづらい」という不安が始まり、「レスもないしまあ適当にやるか」みたいな気持ちになります。
(↑わかりやすくするために、あえて簡単に言っています)
上記のような感情から、チャットのレスの速さは心理的安全性を生み、よい組織へと変貌していくのではないかと勝手に仮説を立てました。
Sansanや業務委託で即レスを初体験した
そんな新田が即レスを心がけるようになったのは、実は2020年からです(笑)。
あ、ちなみに「即レス」というのは、チャット(メール)を受け取ってからチャットなら1分以内・メールなら2分以内に返信することをイメージしています。
(メールの方が宛先とか書体とかがあり少し遅め)
2016〜2017年(26〜27歳)のころはメールを1日寝かせていたことも全然ありましたごめんなさい…(笑)
2018年にSansanで仕事をして、そのスピードの速さに驚きました。
(大企業でぬくぬく仕事していたことを痛感しました)
みんなレスが速すぎて、その時はいきなりの転換期だったのと膨大な業務量で(どっちも言い訳w)、正直まあまあ拒絶してしまいw、即レスに対していいイメージを持てませんでした。
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その後、2018年後半から小さく業務委託が始まりました。そのときも同じです。
さすがに1日空くことはないけど、1〜2時間空くことはありました。
そのときの言い訳は、「作業に集中しているから」でした。
まあ人それぞれの仕事のスタイルがありますし、作業に集中するからこの30分は一切の連絡を断ち切るってのは時にはありです。
ただ、やはり人と人で仕事をしている以上、即レスは大切だなと今となっては思います。
決定打は、2020年6月に出会ったおっしーさん
おっしーさんという、コミュニケーションおばけ(通称)がいます。笑
この方と出会って仕事をするようになってから、「即レスの威力」を知りました。
おっしーさんとお仕事をするようになったとき、送ったチャットが10秒以内に既読になり、1分以内にはほぼ必ずといっていいほど返信がくるのです。
もちろん、打ち合わせなどで連絡が来ないときもありますが、ほぼ必ず1分以内にきます。
※ 目か腕か指のどれかが、一般人よりも多い説が有力視されています
基本オンラインで仕事のやりとりをしているので、「チャットしたらすぐに返ってくる」って地味に嬉しいんだなって初めてその時に思いました。
そこから僕自身も即レスを心がけるようにすると、なんか仕事の流れも良くなった気がするんですよね。(気のせいかもですが)
<即レスからの好循環>
即レスする →相手も早く返してくれやすくなる →確認/懸念点を早く着手でき、早く完了できる →自分の仕事が早く進む →早く進んだ分だけ質がよくなる →相手にさらに喜んでもらえる →仕事が順調に進む →仕事が楽しくなる →即レスする…
おっしーさんを介して出会った想さん(サーパス社・COO)も爆速、かつ人情あふれる方で、仕事がめっちゃ楽しかった記憶しかないです。
あくまでも適当な仮説にしかすぎませんが、「即レス」が定着している組織で仕事をすると「なんか好循環の中で仕事しているな」と感じることが多いので、個人的にはこの仮説は当たっていると信じています。
特に結論はありませんが、即レス大事・いい循環生まれる・心理的安全性に繋がるのではというお話でした。
おわりに
Sansan・おっしーさん・想さんといったご縁があったからこそ、そこで感じた「即レス」の威力を知り、今回のような気づきに繋がりました。
新田に「即レス」を教えてくださり、本当にありがとうございます。
とはいえ、全然即レスできない時もあるので、まだまだ修行の身です。
一応お断りしておくと、「即レス全肯定」ではありません。
即レスせずに作業に集中する時間も必要なので、その点は偏りすぎずに。
ただ、70〜80%は「即レス」で生きていきたいなと思っています。
「即レス」、ぜひお試しあれ。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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