
本庄市が台湾台南市と友好協力協定を結びます(2月13日)。
2月13日、本庄市(吉田信解市長、当会副会長)が、台南市と友好協力協定を結びます。
台湾台南市と友好交流協定を結びます(令和7年2月1日)/本庄市
埼玉県の自治体で、台湾の地方政府との間で友好協定を結ぶのは、初めてとなります。
日本の自治体と台湾の姉妹(友好)都市交流等一覧|公益財団法人日本台湾交流協会
具体的な交流の内容については、吉田市長の以下のお話しをご覧ください。
(台南市との具体的な交流について)
台湾の都市と交流する意義と展望についてですが、日本と台湾は近年特に災害時にお互い義援金を出し助け合う、深く強い絆で結ばれています。この絆をベースに多くの分野での効果が期待できます。
例えば商工業、農業、観光面の交流は様々な経済的効果をもたらすでしょう。観光面で注目すべきは、日本への台湾人観光客数は台湾への日本人観光客の倍以上で、昨年はコロナ禍以前を上回る年間500万人超でした。多くの台湾人は日本文化を尊重し関心が深く、特に台湾フレンドリーな都市は質の高いインバウンド効果が期待されます。
また、文化・教育面での交流では、日本と台湾は過去からのつながりが深いだけでなく、自由と民主主義、人権や個の尊重のみならず、マナー、礼儀についても価値観の多くを共有する間柄にあり、芸術、スポーツ、伝統行事など、都市間の文化交流はお互いの市民の心を潤し、また、教育分野では特に青少年の交流は互いの視野を広め、その結びつきを将来にわたり一層強固にするでしょう。
さらに台湾は古くから移民政策に取り組み、穏やかな共生社会を実現しています。またデジタル技術の社会実装化はコロナ禍のなか、世界一適切と評価されました。お互いに少子化と人口減少時代を迎える中、防災、災害対応の工夫なども含め、様々な分野において日台は大いに学び合える関係です。
国交が無い日台関係ですが、このような自治体また市民同士の交流によるソフトパワーは、将来にわたりアジアひいては世界の平和の推進につながると確信します。