台湾映画「流麻溝十五号」が川越スカラ座で上映(8月11~23日)。
台湾映画「流麻溝十五号」が、川越市の川越スカラ座で上映されます。
本作は台湾初の女性政治犯を主題にした映画です。以下は、川越スカラ座HPより本作の紹介分です。
日本統治時代が終わり、1949年に中国での共産党との戦いに敗れた蒋介石とともに台湾にやってきた台湾国民政府による、恐怖政治下で戒厳令が敷かれていた時代「白色テロ」。台湾南東岸に位置する面積約16平方キロの自然豊かな島・緑島。第二次大戦後、この島には30年以上もの間、政治犯収容を目的とした教育施設と監獄が置かれていた。思想改造及び再教育を目的とした「新生訓導処」は1951年から1965年まで設置され、収監された人々は名前でなく番号で管理されていた。
映画のタイトルとなった『流麻溝十五号(原題:流麻溝十五號」)』は、身分も年齢も違う女性たちが収容されていた住所である。当時、政治思想犯として拘留されていた者の中には14歳の子どももいた。今回、監督を務めたのはこれまでも一貫してジェンダー平等の視点から数々の作品を手掛けてきた周美玲(ゼロ・チョウ)。高校生・余杏惠(ユー・シンホェイ)を演じたのはシンガーソングライターとしても活動する余佩真(ユー・ペイチェン)。モダンダンサー・陳萍(チェン・ピン)を演じるのは数多くの作品に出演している連俞涵(リェン・ユーハン)。一児の母で看護師でもある嚴水霞(イェン・シュェイシア)を演じるのは、2008年に日本公開した周美玲監督作『彷徨う花たち(原題:漂浪青春)』で映画初出演を果たし、女優業にとどまらず、監督、脚本家、作家と活躍する徐麗雯(シュー・リーウェン)。
民主化の道を歩み始めて37年―。台湾初の女性政治犯を扱った映画を日本公開する。
(上映時間:112分)
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