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怠け者でも大丈夫、水やりサインがわかりやすい観葉植物3選
今年の春、リュウビンタイを枯らしてしまいました。
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学名:Angiopteris lygodiifolia
別名:竜鱗帯、ウロコシダ
科名 / 属名:リュウビンタイ科 / リュウビンタイ属
原産地:本州南部、台湾
耐寒性:やや弱い(5℃)
耐暑性:強い
このリュウビンタイというシダ植物を、筆者は長いあいだ探していました。
しかし折悪く、当時どこにも売っておらず、小さな専門店で入荷していただいてようやく購入することができた、念願のひと株でした。
根茎(こんけい)が成人男性のゲンコツほどもある立派な株だったのですが、いかにも山から掘り上げてきましたというような砂利みたいな土に植わっていて、おまけにヤスデやダンゴムシまで出てきて。笑
おおう…と思って、すぐに水捌けのいい無機質な土に植え替えたんですね。
ちょうどいい大きさの鉢は手元になかったんですが、急を要したので、ふた回りくらい大きな鉢に。
それなのに、念願のひと鉢ですから可愛くて仕方がない。そして水やりを過保護にしてしまい…あっというまに根腐れを起こして(根茎がブニブニになった)枯れてしまいました。
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珍しくショックを数日引きずって、ふてくされていたんですが、夏にちょうどいいサイズのものをネットで見つけまして、お値段も手頃だったので買ってみたんです。
それが今育てている株なんですが、これが存外うまくいっていて、さっそく2本目の葉を出してくれました。
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このリュウビンタイね、おもしろいんですよ。
水が切れると葉が垂れて、わかりやすくサインを出してくれます。
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シダ植物は水切れに弱いものが多いのですが、これに限っては「え、大丈夫?」となってからで大丈夫。
むしろ可愛がりすぎるとダメだということを学びました。
ちなみに、水切れサインのわかりやすい植物はほかにも…
ポトス
学名:Epipremnum aureum
科名 / 属名:サトイモ科 / ハブカズラ属(エピプレムヌム属)
原産地:ソロモン諸島
耐寒性:やや弱い(5℃)
耐暑性:強い
観葉植物の王道中の王道といっても過言ではないポトスですが、これも水が切れると全体的に葉がくたっとします。
そして、さすがの強権種。サインが出ても、実はそれほど慌てなくても大丈夫。
少々遅れても、たっぷり水をあげればすぐにシャキッと復活してくれます。
ついつい水をあげすぎてしまうマメな方でも、安心して育てられる優秀な植物です。
スパティフィラム
学名:Spathiphyllum
科名 / 属名:サトイモ科 / ササウチワ属(スパティフィラム属)
原産地:熱帯アメリカ
耐寒性:弱い(10℃)
耐暑性:強い
開花期:5〜10月
こちらも王道ですね。
昨今は斑入り品種のバリエーションも増えてきて賑わいでいる印象のあるスパティフィラム。花(仏炎苞)を楽しめる観葉植物でもあります。
細長い葉がしおしおとして、「え、枯れた?」みたいな格好になりますが、それでも水をあげるとすぐに復活します。
湿地帯に自生している植物なので、都度じゃぶじゃぶあげて大丈夫です。
根腐れしにくく、ポトス同様に枯らすのが難しいほどの強健種です。
逆に、水切れ一発アウトの代表はアジアンタムでしょうか。
その辺の側溝には繁茂しているくせに、観葉植物となると途端に上級者扱いされる厄介なシダ。
筆者はこれも過去に枯らしたことがあり、いずれまたリベンジしたいと思っている所存です。
さいごに
水切れサインがわかりやすい植物を育てると、水やりのタイミングに悩む小さなストレスが軽減されて、暮らしに植物を取り入れるハードルが下がる気がします。
「え、大丈夫?」となってからの水やりでも間に合う、というのは忙しい現代人にはありがたいポイント。筆者のような怠惰な人間にとってもありがたいです。
特に、今回ピックアップしたリュウビンタイ、ポトス、スパティフィラムは、ビギナーでも安心して育てられる明確なサインを発してくれるため、水を与えすぎてしまうリスクも避けられるのではないでしょうか。
筆者の推しプランツであるリュウビンタイは実店舗での入手はなかなか難しいかもしれませんが、育ててみると耐陰性も高く、根腐れに気をつければ見た目ほど難しくありません。(一度枯らした口で言っています)
これから植物を育てようとしている方、もしくは過去に失敗した経験がある方は、ぜひこの『素直な子たち』から試してみてください。
では!