ミスノートを作らないという選択
「ミスノート(ファイナルペーパー)は作りましたか?」
と、たまに聞かれるのですが、私は一次も二次もミスノートやファイナルペーパーを作りませんでした。
ミスノートやファイナルペーパーの作成を推奨する記事をよく目にするので、この記事では作らない派(n=1)の理由をまとめました。
ミスノートって何?
ミスノートは自分のミスや弱点をまとめておくノートです。
ミスノートを作ることで、
普段の勉強効率アップ
試験前、休憩時間中に自身の弱点や試験のポイントを効率よく確認できる
など様々なメリットがあると言われており、診断士界隈ではファイナルペーパーとも呼ばれています。
一発合格道場さんでも…、
ふぞろいさんでも…、
みんなミスノートを奨励しています。
なくてもいいけど、あったほうがいいよ、という位置付けのミスノート。
模試でも本試でも、自作っぽいペーパーを広げて眺めている方々お見かけしました。
ミスノートを作らなかった理由
自分の書いたものは、全く信用できない
いきなり個人的な話で恐縮なのですが、私、とーっても誤字脱字が多いのです。
てにをはの間違いくらいならまだしも、アルファベットの並びやカタカナは特に危険。表に整理しようものなら違うセルに書き込んで余計な混乱を引き起こす。
自分でも情けないのですが、自分の書いたものは信用できないマンなのです。
ミスノートの使い方として、「本番前や休憩時間に眺める」というものがありますが、そんな大事なタイミングで信用できないものを眺めるなんて、ありえない!
なので、試験前や試験の休憩時間には、付箋を貼ったテキストを読んでいました。
ミスした記憶を強化したくない
試験勉強アナログ派なので、デジタル派の方は違うかもしれません。
ミスノートを記入する時ってみなさん普段よりは丁寧に書かれるのではないでしょうか。
ミスノートを作成すると、丁寧に書く(集中する)ので記憶に残りやすい!
これって、いいことのように思えて、ちょっとリスクもあると思うんです。
覚えにくいものとして逆に意識しちゃう。苦手意識が芽生えちゃう。間違えた記憶が残っちゃう。
もちろん覚えるために触れる頻度を増やすのは大事です。
しかし、弱点は、弱点と認識できた時点で、6割解消しているはず…!
(認識したら気をつけるし、克服しようとするので…)
試験中に「あー、この問題苦手だったなー」とか1ミリも思いたくないんですねー。
現実はキャッシュフローが苦手だし、いつまでたっても差分バックアップと増分バックアップが覚えられませんが、ただでさえ緊張する本番の日は、間違えた記憶は消しさって、成功体験だけが思い浮かぶようにしておきたい。
これはただの願掛けだった気もします。
ミスノートを作った満足感に騙されたくない
これも個人的な理由なんですが、きれいにノートが作ることって満足感が高いんです。
でも、私の過去の経験上、そのために集中力を消費してしまったり、一区切りになって休憩に入る言い訳になったり、やった気持ちになってしまう傾向にありました。
物事をまとめることって意外と時間がかかります。
ノートを作ることが目的ではないので、そこで満足感を得ても点数にはつながらないし、ノートを作る時間で1問でも多く解いた方がいいと判断しました。
ミスノートの代わりに
以上、ミスノート作らなかった派の意見でした。
ミスノートという形にはしていないものの、実績管理や都度の振り返りはしていたし、苦手問題については把握して反復学習していました。
色々なやり方があるので、自分の特性も含めてやるやらないを決めるのがいいと思います。
この記事が、だれかの参考になれば幸いです。