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学校とお金の関係

通知表の3項目

2月も中盤にさしかかりました。この時期は実は先生方が通知表の追い込みをかける時期。計画的な先生はそんなそぶりを見せませんが、中には「めちゃテスト多いなー」って感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。それは成績をつけるぎりぎりだからです笑

今回は、先生は大変なんです・・・っていう記事ではなく、通知表の話です(最終的にはお金の話ですが)。

数年前に学習指導要領が変わり、通知表の評価の観点が3項目に統一されました。はい、急に漢字がいっぱいでノックアウトした人・・・置いていきませんよ、大丈夫です。

つまりはですね、評価されるのは教科ごとに3つあるということです。

「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」

安心してください。簡単な言葉に言い換えます。

「知っている・できる」「考えを表せる」「自分なりにがんばれる」の3つで評価するということです。

ここで言いたいのは・・・何かを知っている(覚えている)、できるだけが評価の対象ではないということです。評価の対象というのは授業の目標でもあります。つまり、教育の目標は知っている・できるだけではないということ。だから、「こんなの社会で使わないよ~」と思われる内容でも学習することがあるのです(古文・漢文、微分・積分が個人的に思う代表例です笑)。

何かを知っている・できるだけが教育の目標ではない。1つ前では、「知っている」と「できる」が分かれていたのです。4つのうちの2つが知っている・できる。だから2分の1。そして今は3分の1になった。これがどういうことを意味しているか。

そう、基礎的な知識や技能は必要だけど、重要度は下がってきているということなのです。どうしても教育は、知っている・できるが客観的で評価されやすいですが、評価されにくい思考力・判断力・表現力、そして何より自分なりにがんばれる力というのが重要になってきているということです。

お金教育

さて、さきほどは学校教育についてのことでした。一応、子どものお金教育のNPO理事をしているので、月に1度はお金教育に関する記事をあげることにしています。

子どものお金教育も教育です。であれば、さきほどの観点が無関係とは思えないのが、学校にいる人間の性です。

つまりは、お金について知っている(できる)というのは、教育の3分の1なだけだと思うのです。お金について考え、判断し、表現することも大事ですし、自分なりのお金との付き合い方をするというのも大事ということ。

そしてそれはお金を専門とする団体・企業さんが苦手とする部分かと思います。それは1回きりのイベントで、専門外な部分を扱うよりも、専門の知識を提供する時間にしたいから。

では、お金について考え、判断し、表現するとは何でしょう。

それは、どれくらいのお金があり、どんな収入の見通しがあり、どんな物をどれくらい買えるのか。そして、それらを振り返り、よりよいお金との付き合い方はどうなのか。ということだと思います。

では、これらができるようになるためにはどうすればいいでしょう。

・・・

お小遣い帳??

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毎回ちゃんと書ける?

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確認もするんですよ。振り返りをして、何が良くて何が悪かったのかの反省。

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そう、これは一朝一夕では身につかず、かつ、難しいです。親子共々1日でこれだけをやればいいならできるかもしれませんが、現実はそんなことはありません。

親は仕事、家事。

子どもは学校。習い事。やりたいこともあるでしょう。友達と公園で遊ぶことも大切です。家族でお出かけだってします。

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じゃあ、無理?

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私の結論は無理です。だって現実の親はそんなに理想的ではありません。子どもも理想的ではありません。

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じゃあ何ってことですよね笑。はい、もう言います。お金教育だけを独立して新たにやろうとすると無理だと思います。

「お金について考え、判断し、表現する力」と考えるのではなく、「お金を通して育まれる考え、判断し、表現する力」と考えるのです。

つまりですね、学校教育で育まれる思考力・判断力・表現力がお金教育の一部でもあり、お金教育で育まれる思考力・判断力・表現力も学校教育の一部になのです。

生きる力

学校教育の教科に、国語、算数、理科、社会があります。そして、それぞれの教科で思考力・判断力・表現力を育みます。これは最初に述べたとおりです。そして、お金という教科があるように考えてみるとどうでしょう。

学校教育の目的は生きる力の育成です。

それぞれの教科で思考力・判断力・表現力を磨き、生きる力を育成する。だったらお金を使って思考力・判断力・表現力を磨く。そう考えてみるとどうでしょう。

正直大人になるまでに必要なお金の知識って何があるでしょう。知っておいた方がよいことはいっぱいあります。でもそれはお金に限ったことではないですよね。コミュニケーションのこと。心理のこと。習慣のこと。モチベーションのこと。幸せのこと。仕事のこと。結婚のこと。経済のこと。政治のこと。

世の中には知っておいた方が良いことはたくさんあるけど、知らないといけないことは意外と少ないのではないでしょうか。しかも現代は知らなければ検索すればいいだけです。

だからこそ小さいうちから必要なのは、お金の知識よりもお金と上手に付き合うために必要な資質・能力を育んでいくことではないでしょうか。

どんな資質・能力がお金と上手に付き合うには必要か。それはNPOのセミナーで話すかもしれませんし(まだセミナーをさせてもらえるか許可を得てませんが笑)、noteの記事で書くかもしれません。

一応、NPOのホームページのリンクを貼っておきます。ご興味のある方はぜひ。会員限定の勉強会はあります。まだ立ち上がったばかりなので、実績はほぼありません。実績づくりにご協力いただけると幸いです笑。「にとうのセミナー聞きたい」って言ってくださるとすぐに動きます。

https://www.money-smile.com/

なんか宣伝っぽくなってしまい、すみません。言いたいのは学校教育もお金教育の一部となっていますよということです。

最後までお読みいただきありがとうございました。何かの参考になれば幸いです。素敵な一日をお過ごしください。

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