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人生ゲームで金銭教育を

優しい成長サポーターのにとうです。半年ほど前に人生ゲームを使ったおうち教育実践記を書きました。

実は頻度はおちたものの、まだ人生ゲームの熱は下がっていないようです。さすがは天下の人生ゲーム。まだまだ飽きさせません。

そこで今回は前回よりも成長した息子(小1)に合わせて自分が行った実践記を紹介します。

1 おつりの感覚

コロナの影響もあってキャッシュレス決済がかなり広がりました。子どもは実際にお金をお店でやりとりする機会を目にしません。ある記事で、「小学生でおつりという言葉が分からない」というのを見かけました。

確かに現金を出したとしても、チャージするときだと思います。お金を出したのに、お金をもらえるということに不思議な感覚なのでしょうか。とにかくおつりの概念を知りません。

人生ゲームはお金をもらう、払うがあります。ときには、5千円札(都合上、円で表記します)しかもっていないのに、2千円払うというマスに当たったとします。そして息子に銀行役をやってもらうのです。

はじめは両替の概念から計算させました。
私「5千円札しかもっていないけど、どうする?」
子「うーん。」
私「5千円って千円何枚と交換できるんだった?」
子「5枚」(両替に関しては前から練習していました)
私「じゃあ5千円札と千円5枚と交換して」
子「はい」
私「じゃあ2千円払うね」

こんな感じのやりとりです。あくまでも両替が基本です。これを何回か繰り返していくと、息子はあることに気付きます。

そうです。5千円渡す前に2千円とってから、3枚千円札を渡せばいいのです。

2千円払うマスに入りました。
私「千円札ないから、5千円札でおつりちょうだい」
子「うーんと・・・5ー2は3だから・・・」
私「そうそう。」
子「3千円のおつり」

といった具合です。数が大きくて計算できないときは、私の手を貸してあげたり、位をしぼって計算させたりします。息子は小1ですが、人生ゲームででてくるおつりに関してはできるようになりました。

2 投資の感覚

人生ゲームには、生命保険や株券といったものがあります。もしそんなものがないバージョンがあったらすみません。

私のもっている人生ゲームは、かなり序盤で生命保険が3千円くらいで買えます。そして、最後の方で生命保険を持っていると10万円もらえるマスがあります。ちなみにこのマスは通り過ぎるだけでもいいマスです。

株券も数千円~2万円くらいで買えます。そしてゴールしたときには5万円と交換できます。
他にも家は買った値段の5倍で売れるし、おみやげカードは5千円で買えて、10万円で売れます。

つまり、人生ゲームには買っておくとゴールしたときにより大きい金額で売れるものがたくさんあります。冷静に考えると圧倒的に得ですが、子どもはお金を払いたくない一心ではじめは買いませんでした。

しかし、最後のゴールの時に私がお金をたくさんもらっているのを見て、学びました。今ではすべて買い占めます笑。事前にやっておくといいことがあるということを学べるいい機会となりました。

ただ一方、火災保険や自動車保険なるものもあります。これらは生命保険と違ってあるマスにとまったときに、お金が減るのを軽減してくれるというもので、お金が増えはしません。本当に保険のような扱いです。息子は私の影響なのか、これらには見向きもしません笑。

3 2とび

人生ゲームはゴールをしたときの所持金の多さで勝負を競います(人生はお金で決まると思ってほしくないのですがね笑)。さてあなたはどうやって所持金を計算しますか?

きっと分かりやすいように両替をしていくのではないでしょうか。千円が10枚あるから1万円と両替するということです。両替の練習は前からしているので息子はできます。小さい紙幣から両替していきます。千円→5千円→1万円→2万円→5万円→10万円の順に両替させます。実はこの小さい位から数えていくというのは足し算の筆算と同じ原理です。

そこででてくるやっかいなのが、2万円です。普通に数を数えるのとは訳が違い、俗に言われる「にしろはとう」と数えます。これが人生ゲームだけかと言うと、そういうわけでもなく、みなさんもたくさん数を数えるとき「にしろはとう」使いますよね。

2万円は5枚で10万円だよと口で説明するよりも、「にしろはとう」で数えさせた方が確実で早いです。この必殺「にしろはとう」を覚えた息子は、人生ゲーム以外でも使えるようになりました。

人生ゲームで疑似体験

子どもの金銭教育は行う必要があると思います。それも小さいうちから。ただ学校では具体的に教えてくれません。家庭科でちょろっとでますが、あくまで一般論。どのような金銭感覚を身に付けさせるのか、真剣に考える必要があると思います。

私の尊敬するペペシさんをはじめとして金銭教育を広げるnoterさんもいらっしゃいます。金銭教育の教室も開かれています。まずは子どもがお金をもらう、使う、貯める、投資するといったものの経験することは大切だと思います。といっても、今はなかなか現金を使う機会がない。

そこで疑似体験として人生ゲームを活用してみてはいかがでしょうか。楽しく学べますよ!
※案件ではありません。普通にオススメしているだけです笑

最後までお読みいただきありがとうございました。何かの参考になれば幸いです。素敵な一日をお過ごしください。

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渦プロジェクト

元小学校教員の私が我が子を無理なく優しく成長させている記事です。子育て・育児の参考にしてください。

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