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新札イベントリターンズ
2の魔物
シーズン2。第二弾。リターンズ。
第一弾がヒットしたから、そこにうまみを感じ、同じようなことをする。ドラマや映画でよく見る言葉です。
ただ・・・
正直、第一弾を上回るほどのヒットをしたものの記憶はありません(何かの2の関係者の方が見ていらっしゃったらすみません)。
でもですね・・・普通のイベントだったら2回目の方がよくなっていることもありますよね。だって第1回の反省を生かして、改善できるのだから。むしろよくなっていて当然。
ということで、第2回新札イベントが行われました!!!内容は理事長のペペシさんの記事でも見ることができます。
前回は私が名古屋で主催しました。そして、今回はお隣の三重県。主催してくださったのはももさん。第1回のイベントで初めてお会いした素敵な方です。
そして、肝心の講師はやはり、ありたさん。圧倒的な知識量とともになんとも真面目な紳士。年下でおちゃらけている私なんかにも、丁寧に接してくださいます。人として尊敬です。
内容は・・・
・新札のデザインができるまで
・新札交換会
・お札の中に隠された偽造防止の技術紹介
・お札のユニバーサルデザイン
・各項目の復習を兼ねたお金クイズ
・お金教育で大切なこと3選
中でも、実際に新品のお札を用いて行った偽造防止技術の紹介は「おお~!!」の声の連続。「見えた!」「本当だ!」「あった!」という言葉こそ、このリアルイベントの醍醐味です。
最近は技術の進歩により、何でも画面越しに見たり体験したりできるようになりました。情報も調べればほとんどインターネットに転がっています(良い悪いは別として)。今回の偽造防止の技術だって国立印刷局のHPに掲載されています。
子どもは塾、テレビ、youtubeなどで見てすべてを分かった気になります。授業をしていると、すべてを分かったように発言します。
先日、理科の授業で、リトマス紙を使って液性を調べるという実験を行いました。もうすでに塾などで知っている子は、炭酸水は酸性ということを知っているのでリトマス紙が赤くなると思いがちです。また、食塩水は中性であることも。
しかし、実際にやってみると、そうはならないのです。正しくは非常に分かりにくい。知っている子は特に「あれ?」とか「なんで?」とか言っています。細かい液性はリトマス紙では判断しにくいのです。理科の実験としては最高の授業ではないかもしれません。でも私はそういった体験がすごく大切だと思うのです。
実際の大きさ。手応え。かかる時間。におい。色。そして何より、実際の結果。
それらは画面で見るのとは大違い。身近な例で言うと、子育てです。動画で子どもと親が笑顔で遊んでいる映像。よくあります。じゃあ、実際の子育ては・・・?良くも悪くも見ていたのとも想像していたのとも違いますよね。良くも悪くも。
画面上でいろいろ見たり疑似体験できる時代だからこそ、特に子どもたちには実際に体験させたいものです。
かけ算
さて、肝心のイベントの結果はというと・・・控えめにいっても第1回よりも断然良いイベントになりました!!!
まず何より、講師のありたさん。日頃から別に工場見学の係をする方ではありません。聞くと子ども相手のイベント今までやってこなかったとのこと。それでも随所にクイズを入れたり、子どもの反応に臨機応変に対応し、子どもたちが集中を切らさないような内容になりました。第1回の経験が確実に上乗せしています。
そして、実際に第二回イベントで集客をしたももさん。会場に来た方々と軽快なトークをして、来た方々を和ましていました。イベントが始まる前にすでにリラックスしてみなさんが座っています。これはイベントをする上で非常に大切なこと。さすがすぎます。
一応、私も・・・笑。一応、毎日子どもたちに授業をしています。教えるプロであり、授業づくりは10年以上。その私も事前の打ち合わせから参加し、当日の司会進行を務めました。
そして、FPでもあり理事長のペペシさん。理念を常に忘れず、我々メンバーを導いてくれます。イベントの最後にはお金教育で大切なこと3選を保護者の方々に伝えてくださいました。これも第1回イベントではなかったことです。
これだけのメンバーが第一回の反省も踏まえ、第二回目のイベントを行ったのです。そりゃあ、良くなるほかないでしょう笑。
お金、お札の専門家。リアルで素敵なコミュニティーをもつ方。子どもに教える専門家。熱い思いのFP。
それらの良さが重なったのが今回のイベントでした。かけ算の強みを改めて実感したところです。個の時代と言われますが、やっぱりチームの良さは健在です。
子どもは育っていく
それぞれが良さを活かして、チームで進んでいく。私は子育てにもこの考えが必要だと感じています。
一昔前を想像してください。3世代で住み、兄弟も5~7人ほどいます。
すると、親からの躾はもちろんありますが、祖父母からの優しさも受けます。年上の兄弟に憧れ、優しくしてもらったりも。時には圧倒的な実力差でいじわるだってあるでしょう。年下の兄弟には、逆に助ける経験もありながら、下の子にゆずることだって覚えます。
つまり家庭にいるだけで、躾を受け、大人としての振る舞いを身に付ける機会、圧倒的な愛情を受ける機会、かっこいい姿に憧れる機会、優しくされる機会、実力差に絶望する機会、誰かに優しくする機会、人にゆずる機会など多くの機会が存在します。
どれか一つが多すぎるということもなく、多くの体験をする機会があり、人から学ぶ機会が本当に多いのです。どの人も良い部分もあるし、あんまりな部分もある。それを体感していきます。
当人達は教育しようと意識していませんが、そういった経験で子どもは育っていきます。環境自体が子育てとなっているわけです。それこそ、かけ算の力。
ところが、今はどうでしょう。核家族の家を想像してみます。基本的に親から躾を受けます。これは昔も今も変わりません。
しかし、違うのはここから。祖父母がいませんから、必然的にちょっと甘くしてくれる存在がいません。ではだれがやるのか。そう、親御さんです。よしよしとちょっと甘めの時間もつくらないといけません。
兄弟に関しては考えやすいように、一人っ子とします。ちょっと上の憧れの存在とか一緒になって遊んでくれる存在はだれ?当然、親御さんです。
一方で、ちゃんと負けを受け入れる機会を作るのも親御さんです。さらに、子どもが頑張って優しくしてくれる機会もゆずる機会をつくるのも親御さん。
まとめると親御さんとは、躾をしながら甘やかす時間も作り、一緒に遊び、格好よくいろいろできる姿を見せつつもたまには負けたりして、それでいて手伝いなどもさせて誰かのための行動も促す。
もう、超人です。英語で言うと、スーパーマン。いや、スーパーウーマンとも言うべきか。いやいや、スーパーヒューマンか。
そんなことを一人で出来る方、いらっしゃいますか。夫婦二人でもきついでしょう。だからこそ、もっといろいろな人で協力し合っていかないといけないと思うのです。
子育てを親だけでするのは厳しすぎます。何でもかんでも親の責任になる時代です。確かに最終は親ですが、いろんな人の影響を受けながら子どもって育っていくと思うのです。
子どもを育てていくという意識というより、子どもが育っていくという意識。
日々でなかなか関われないなら、イベントに出かけて、家族以外の人と関わるのもよいでしょう。先生ではない大人と関わることも必要でしょう。
そんな機会なかなかないって?
おすすめはマネースマイル探究所のイベントです笑。現在第3回イベントを関東で企画中です。もちろん第2回よりパワーアップしての開催予定です。もし私の近くで行いたいとの声があれば、教えてください。理事長に相談をかけます。
今回は、①実際に体験するのが大事、②いろいろな人との関わりを子どもにさせよう、というお話でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。何かの参考になれば幸いです。素敵な一日をお過ごしください。