見出し画像

手放していきたいことは?

本日、先日ゲストでお邪魔させていただいたブックテラスの配信されました。

中年危機というテーマから、文学フリマの話題になり、それからどうすればこれまでの成功に固執せずに手放せるのかを考えていきました。

1時間のつもりが、あっという間の2時間ぐらい話したので3回に分けて配信いただける予定です。

中年危機について考えたかった理由

今回、話題として取り上げた中年危機(ミッドライフ・クライシス)は、まさに自分自身が中年というフェーズに差し掛かってきたから。

中年危機については、『我慢して生きるほど人生は長くない』という本で鈴木 裕介さんがこのように説明されています。

「ミッドライフ・クライシス」という言葉をご存じでしょうか。  
これは、 30代後半から 50代にかけての中年期に訪れる深刻な精神的危機のことで、男女を問わず、約 80%の人が経験するといわれています。  
たとえば、「競争に勝ち、いい学校、いい会社に入って出世すること」「働いて少しでも多くのお金を稼ぎ、いい暮らしをすること」「会社や社会に求められる人材になり、ときには自分の時間や生活を犠牲にしても、会社の利益に貢献すること」などを「正しい」「幸せ」と信じて生きてきた人が、人生の後半にさしかかったとき、それまでの生き方に疑問を持ったり、価値がないと感じたりすることがあります。

『我慢して生きるほど人生は長くない』鈴木 裕介著

信じてきた幸せや正しさがあるという話は、ほんとうに痛感していて。先日noteで紹介していた清廉潔白を望んでいたからこそ感じるジレンマもその一つだと思います。

気づいて手放す

ではどのようにしたらよいのでしょうか。本書ではこのように紹介されていました。

ミッドライフ・クライシスや定年退職後の虚無感に襲われないためには「会社や社会が『是』とする価値観は、あくまでも他人の都合で考えたものであり、自分を本当に幸せにしてくれるとは限らない」ということに気づくことです。  
それらが本当に自分にフィットしているのか、どこかのタイミングでしっかりと検証し、「合わない」「不快だ」「必要がない」と感じたルールや関係性には NOをつきつけ、自分のルールに基づいて生きる道を探すしかないのです。

『我慢して生きるほど人生は長くない』鈴木 裕介著

まずは社会や会社の是としていて、自分が受け入れられていないことに気づくこと。

そして、検証してフィットしていないものを手放し、自分のルールに基づいて生きる道を探すこと。

その検証は、他者と話すなどして言語化していくことが一つかもしれません。

抱え込まずに誰かを頼ったり、ときには離れたりするなかで誰かのレールに我慢して乗り続けないことにつながっていく。

いきなりガラリと変えるのは大変なので、少し空いた時間に試してみること。

このあたり年末年始じっくり考えてみるのはよいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!