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なぜそのモノに惹かれるのか?
先日、手帳レザーカバーを作っていただいた、あつこさんと『ほんじゃーにー』の収録をしました。
今回の本は、鹿児島にある「しょうぶ学園」施設長の福森伸さん著『ありのままがあるところ』です。
手のぬくもりなのかもしれない
しょうぶ学園では、知的障がいや精神障がいのある方が集まり、暮らしている複合施設。
そこで、クラフトやアート作品、音楽活動をしている。
その作品や音楽はさせられているのではなく、ただただ作りたくて奏でたい音があって存在しているものばかり。
あつこさんが、手に取って惹かれたクラフトレター。それがたまたま、しょうぶ学園の方のモノだったそうだ。
その作品は、唯一無二。一つとして同じものはない。
ぼくも、あつこさんから制作いただいた手帳レザーカバーを手に取った瞬間に心が躍った。
それは、何か無機質なものではない、あたたかさやエネルギーを感じたから。
大量生産されて陳列されている商品にも作り手の思いがあるのだと思うけど、そこでは感じないものが宿っている。
ハンドメイドであり、純粋にその作るということが好きだと思う作り手の気持ちが乗っていたのかもしれない。
ぼくは、全てでないにせよ、そのようなモノに囲まれた生活はものすごく豊かだと思う。
人生を共に歩んでいくモノを超えた存在になりえる気がしている。