なぜ中学受験することになったのか
結果としては、子ども自身が望み、決めました。
それに至るまでの理由などを。
まずは状況として、地域的に中学受験は少数派であり、あまり一般的ではありません。
全くないわけではないけれど、公立のある中学をわざわざ受験するのは
特別なお金持ちか、親がかなりの教育熱心か、
秀才かつ勉強が大好きな子のする、ちょっと特別なものというイメージを
持っている人が多い地域ではないかなと感じています。
なので、そのどれにも当てはまらないうちの子が中学受験をすることは
多分ないんだろうなあと漠然と考えていました。
ただ、ふと思ったのです。
うちの子は、そもそも「中学受験」というものを知らないのでは?
ということ。
我が家も私個人的にも、「子どもがやりたい様にやらせよう」が教育方針。夫は全く考えていない様子。
じゃあ黙っておくべき?それとも、子どもがそもそも存在も知らないのに
子どもだけの判断に任せておいていいものなのか?
知識として「中学受験」というものがあって、どんなもので、
どれくらいの種類があって。
それをしない場合にはどんな中学に行くことになるのかなど、
どちらを勧めるでもなく、あくまでどっちでもいいよというスタンスを強調しながら一通り教えてあげて、その上で本人が決めるのが保護者として
子どもに対してフェアなやり方なのではないのか?
と、思いたったのです。これができるのも、最後のタイミングかなとも思ったので。個人的には、受験に対してはいろいろ知った上で本当に「どっちでもいいな〜」と思っていました。
中学受験をする子たちが周囲でもいるけど、大体小4くらいからしっかりと
準備をしていることはなんとなくわかっている。
この時点で子どもは5年の冬。ギリギリ駆け込みの人だっていなくはないはず。
ここから子どもの学区の公立中学のことを含め、
通える範囲の中学のことを調べ、子どもが見やすいように
写真付きで資料にまとめました。
そして、子どもに見せて話をしてみた所、やはり「全く知らなかった、受験なんてものがあるんだね」という反応でした。ちゃんと知りたかった様なので、余計なことはしていなかったなとほっとしました。
そして、子どもが興味のある数校に絞り、公立も含めて実際に家族で学校まで行ってみて、現実的に通えそうか、制服や学校の評判や総合して知ってもらいました。
その中で、思っていたよりも公立中学の悪評が高いことがわかってきてしまい。本人がだんだんと「受験、しよっかな」という方向に傾いていきました。
だけど、今の友達と一緒に通いたいから、公立も絶対嫌なわけではないんだけど...というゆるふわスタンスながら、ずいぶんと悩んで(2週間くらい悩んでた)
自分から「受験、する!」と言いました。
ここからが、スタートになりました。
じゃあ頑張ってみようか。親としてできることは協力するからね。嫌になったらいつでもやめて大丈夫だから、あなたがやりたいことをあくまで応援しているのだからねと話し、我が家の受験は遅まきながら始まったのです。