未来を守る環境プラント!水処理の仕事とは
日昇つくば広報チームです。
「環境プラント」という言葉をご存じでしょうか?
廃棄物を処理し再利用可能な資源にする工場設備が「環境プラント」です。
具体的には廃棄物処理場や下水処理場の施設を指します。私たち日昇つくばも焼却・水処理の環境プラントを保有しています。
SDGsが謳われている昨今、「持続可能な」「サステナブルな」という言葉を目にする機会がたくさんだとは思いますが、環境事業一本の日昇つくばは創業当時からずーーーっとSDGsに取り組んでいると言えます!
さらに、つくば市という研究都市に位置しているからこそ処理には工夫や正確な判断が必要です。そこで今回は、プロフェッショナル達が集う「水処理」の仕事について紹介します。
日昇つくばの水処理の特徴
一口に「水処理」と言っても、その工程は様々です。
泥や油や固形物、薬品が入った液体など、なにか濁った水をイメージしてくみてください。
それをまっさらな透明な水に戻すためには、泥水だったら沈殿物を取り除いたり、もつ鍋のスープだったら浮いた油分を取り除いたり、液体洗剤が入っていたら酸性、アルカリ性を中和したり、、、ものによっていろいろ方法がありますよね。
日昇つくばは「脱水」「中和」「油水分離」の中間処理の許可を取得しているので、泥水も、もつ鍋のスープも、洗剤も対応可能!
つまり、幅広い種類の処理が可能なんです!これこそが日昇つくばの水処理の強みであり特徴です。
一般・産業廃棄物という皆さんがよく目にする廃棄物から、特別管理産業廃棄物という処理に危険が伴うものまで、多種多様な処理やリサイクルが可能です。
処理水を再活用する「完全クローズド」
処理水は放流することなく、曝気槽《ばっきそう》で更に浄化させて、併設されている焼却炉の冷却水として利用します。
わざわざきれいな水資源を用意するのではなく、自社内で完結できるのが「完全クローズド」というシステムです。
先程お伝えした「曝気槽」。これがまたすごいので紹介します!
処理水を微生物の力で更にきれいにするのですが、曝気槽で浄化された後の水はBOD(生物が水中にある有機物を分解するのに必要とする酸素の量(mg/l))がほぼ0ppm!!
難しい話ですが、要は、「河川の水よりも断然綺麗」と考えてください。
この真っ黒な水が
こうなって
こんなに透き通った綺麗な状態に!!
水処理のお仕事
作業は曝気槽の管理がメインです。ただし、処理水の状態が良くなければ自社設備への冷却水利用ができないため焼却部門との情報連絡交換は必須です。
つくば市は製薬会社や国の機関・研究所が多く、薬品関係から研究に使用した実験機器、研究機材、実験廃液、廃酸、廃アルカリ実験動物などが多い傾向にあります。イレギュラーの発生が多いため、正確に、そして基準を満たす安全性を担保した状態での柔軟な処理の可否判断・対応が求められます。この積み重ねがお客様・地域の方々への信頼に繋がります!
水処理のメンバー
穏やかで、心優しい人が多く、もとにかくチャレンジ精神が旺盛です。
イレギュラーなこと・初めてのことでも「とりあえずやってみよう」の気持ちが強いです。
メンバーのほとんどが業界未経験だったこともあり、積極的に自分たちで調べ、聴き、実行。「これなら自分たちでもできるのではないか?」が基本のスタンスです。その中でメンバー同士で意見をしっかり言い合い支え合っています。
これからもチャレンジ精神を持ち続け、地域の未来を守り続けます!
日昇つくば
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