ポーリング博士
ポーリング博士は20世紀最大の科学者のひとりです。
ポーリング博士がビタミンCに関心をいだいたのは、1966年の65歳の時でした
そのきっかけは、当時微量で有効とされるビタミンCをグラム単位で大量に用いている医師がいる事を知り、その結果を知ったポーリング博士は徹底的に調査し勉強したのが始まりとの事です。
ビタミンCについては昔から研究されておりましたが、過去や当時の研究論文ではビタミンCの摂取量は100~200㎎によるものがほとんどであったみたいです。
分子矯正医学
この医学概念は、毒性・副作用の恐れがある強力な薬物の代わりに、安全な栄養物質や生体物質を用いるといったところです。
それらの物質は即効性はないが、毒性・副作用は心配しなくてもよいという面を重視しています。
おだやかに病気を治す、健康な人であれば病気を予防するということが分子矯正医学の概念です。
1970年に出版されたポーリング博士の「ビタミンCとカゼ」は、今までの常識を打ち破るインパクトでした。
何よりも、今まで微量摂取だったビタミンCを『グラム単位で摂る』といった内容には衝撃を与えました。
この本は、米国でベストセラーになり、12ヵ国語に翻訳され、世界的に大きな反響を呼び起こしました。
この本がきっかけになり、基礎から臨床まで、改めて研究されたのは他でもありません。
今では「微量摂取」から「大量摂取」へとシフトしていますが、まだまだ根付いていないのが現状です。
分子矯正医学の一側面であるビタミンCですが、きっと世の中を変えてくれるはずです。
ライナス・ポーリング (Linus Carl Pauling)
アメリカ合衆国の量子化学者・生化学者・結晶学者・分子生物学者・医療研究社としても活躍
ノーベル化学賞・ノーベル平和賞と2度ノーベル賞を受賞