動ける人と動けない人の差は何か?
運動神経が良い人とは・・・
運動神経がいい、というと足が速かったり球技が上手かったり、スポーツができる人の事をいう言葉ですね、一般的には。
運動の場合、イメージや予測に基づいてそれにすぐさま体が反応できる、または練習をしてすぐに覚えられる、イメージ通り体を動かせる人を「運動神経がいい」と言いますね。
実はそれだけの意味ではなかったんです。
私たちはいろんなことを創造したり、あーだこーだと考えたりして、その結果、何かしらの行動を取ったり取らなかったりします。
ここでの思考は大脳で行われていて、これは脳の中の高次脳です。次元が高いことを処理する脳ということですね。ここで考えたことを、下位の脳に伝えていき、大脳辺縁系~脳幹~脊髄~末梢神経という流れで最後は筋肉にその信号が届き、体が動くわけです。
スポーツの場合はこれが瞬時に行われ、普段の活動では少し思考の時間が長く、行動に移すこともスポーツよりは遅いですね。
しかし、働きとしては基本、同じことなのです。ですから思いついたことをすぐにやる人、思ったことやアイデアをすぐに行動に移せる人のことも「運動神経が良い」というそうです。
思ってもなかなか行動に移せない人は要注意!?
「なかなか行動に移せない」人いますよね。まあ、誰でもこういうことはあると思いますが、いつもいつも口だけで行動に移せない人、いますよね。
「私そうです・・・」って人はよかったら最後まで読んでみてくださいね。
こういう人はだいたい「言い訳」をします。できない言い訳、やらない言い訳ですね。
しかしこれはある意味仕方がないことで、脳の仕業ともいえるのです。
脳で「こうしてみたい!」と思ったとしても、行動できないのは、「動く命令」を下位の脳に伝達できないのです。やりたい、やった方がいい、というのがわかっていても命令が届かないために体が動かないのです。
そうすると「不快感」が生じます。認知的不協和というのでしょうか。
「行きたい・・・けどなぁ・・・」←ストレス!
「やりたい・・・けどなぁ・・・」←ストレス!
そしてこの不快感ストレスを緩和するために、「でもこれをしたら人から何を言われるかわらかないし・・・」「でもちょっと難しくて無理かもしれないな・・・」「お金も時間もないし・・・」などの、やらない言い訳をつくり自分の中で納得させてストレスを緩和させているのです。
「客観的に、かつ多角的に考えてこれは無理です」というカッコいいものではなく、なんの検証もなくただ思い浮かんだ言葉や「あの人がこう言ってるから」など人様の意見で正当化しているだけなのです。
これをしょっちゅうやっている人はもしかしたらコレ⇓が原因かもしれません。
原始反射があるからかもしれません!
ああ!なんてこった!こういうこともあるのか!と、このことを知ったとき私は目からうろこでした。
確かによく考えてみれば、それもそうだなと思います。
原始反射がある場合は、脳幹から上位の高次脳へのアクセス回路が、どこかスムーズにいっていないために様々な不都合が起こっていることは理解していました。
脳幹の部分(土台)が十分に発達しきれていないまま、その上が積み上げられてしまったがために、反射が残存しているということです。
高次脳で処理ができていないために、冷静にかつ合理的に考えたりできず、衝動的に動いてしまったり、感情的になりやすかったり、感覚が過敏でストレスを受けやすかったりするわけです。
下から上に行く回路(脳幹→大脳)が不十分であれば、その逆方向、つまり上から下(大脳→脳幹、脊髄)への回路も不十分なことがある可能性は十分にあるなと。というか普通にあるだろ、と。
なんでもかんでも原始反射に結び付ける考え方はどうなの?と思うこともないこともないのですが(ん?日本語変?)、得手不得手は神経の繋がりや適応がしっかりできているか否かということです。だれだって得手不得手はあるわけですし。
原始反射も単純にそういうことなんですよね。ガッツリ残存が確認できるか、ごく僅かか、は神経の繋がりの差が表現されているだけなんです。
反射が出てなくたって、「苦手、下手」なのはその回路の繋がりが弱い、信号が弱いってことですから、同じことなんですよね。
性格だと思われていることや苦手なことすべて、運動と一緒で繰り返し練習、訓練することで神経回路を作り強化して、向上させることは可能なのです。
ですから、原始反射統合によいとされるエクササイズや、手技的な脳統合は、原始反射があろうとなかろうと、やった方がいいんですよね。
脳が活性化しますし、ぶっちゃけやると気持ちいいです。集中力あがりますし、やる気もわいてきます。
スピリチュアリティや意識レベルも高まります。
脳に効いてるなといつも実感します。
いつも何かしらのストレスがあると、神経の繋がりや信号の伝達が鈍くなります。ですから、毎日のケアとして脳の統合もとても大事だなとつくづく思います。