Google UXデザインコース2 学習感想〜ペルソナ設定や競合調査
コース1と比べると資料作成しまくったりして大変でした。しかしコース4を終えた現在これはまだまだ可愛いものだったのだと言えるのだった…ッ…
コース2の課題や制作物
制作物が資料ばっかりなんだけどめちゃくちゃ頑張ったから載せておく。
まず、ペルソナ設定。ゴールとフラストレーション、セリフの引用、状況など。写真はいつものPhotoACにお世話になりました。
競合調査(Competitive Audit)…やばかった。スプレッドシートが横に長くて…地獄だった………
競合調査(Competitive Audit)のレポート。
コース2の内容
Start the UX Design Process: Empathize, Define, and Ideate
コース1では、知識系の学習が多くありました。デザイン思考のフレームワークや、ユーザー中心設計、製品開発のライフサイクル、6種類のデザインバイアスについてなどです。
コース2は「デザイン思考」の前半部分「共感(Empathize)」「定義(Define)」「アイデア(Ideate)」の学習で、課題は「ペルソナの作成」「ユーザージャーニーマップの作成」「競合調査と調査報告書の作成」などがっつりとした資料作成でした。
コース2を終えた感想1:体系的な学習ができてよかった
前回の記事は、主にNotion×Courseraのオール英語の教材をどうやって処理しているかということをメインで書きましたが、今回はコース2の感想や苦労した点をメインに書きたいと思います。
内容としては興味深く、今まで自分である程度、法学研究科でのリサーチ経験とデザイナーとしての実務経験で行ってきた部分が体系的に学習できてよかったと思います。動画の途中で発生する選択式のクイズや、途中の知識テストがあるほうが助かりました。
得ることができてよかった知識や経験について詳しく記載します。
共感フェーズの体系化されたペルソナ作成法
まず、共感フェーズのペルソナの作成については、我流だったので、「誰でもできるように体系化された方法」について学ぶことができたのは大きかったように思います。
私は共感と想像が非常に得意なので、間の部分をある程度自分の直観力と経験ですっ飛ばして先に答えを得てから論理で補ってきたのですが、今回習った方法であれば、最初にすでに共感して仮定をおいてから根拠を集めてくる必要がなく、無造作に集めた中から抽出した共通部分をグループ化して、そのグループからペルソナを生み出すことができると思いました。
これは法学の学習で言うところの、判例研究や帰納演繹の話と近いと思いました。
法学の判例研究では、最初に条文や原則があってそれが適用された判例を学習するという抽象→具体パターンと、判例を積み重ねた結果どういうルールがあると考えるかという具体→抽象のパターンの両方を身につけることになります。
ペルソナの作成に関しても、”時間とデータ量さえあれば”具体→抽象ができるなあと感じました。
実務では大手とかじゃないと厳しいと思いますが、でも、私が違う分野で学んだ考え方と近いのだなと気づき、しっくり来ました。
ライティングが苦手な人でも作れるテンプレートの工夫
つぎに、印象深かったのは、ユーザーストーリーや問題文などで登場する、文章のテンプレートです。ユーザーストーリーであれば、As a/an (type of user, who), I wanto to (action, what) so that (benefit, why).というフレーズです。この空欄に文章を補うことで形を作ることができるのか〜と非常にためになりました。ライティングが苦手な人でも作れそうで、教え方の勉強になりました。
普段行っていることが理論の中で説明されていると嬉しくなる
そして、ハッピーパスとエッジケースです。作り手が想定する理想の流れと、そこから逸脱するケースについて考えることは、普段仕事でいつも行っていますが、これも体系的に学習できてよかったです。理論として読むことで、「自然と行っていること」が評価された気がして嬉しかったです。
コース2を終えた感想2:
ノートを作る速度をアップしなくちゃ
コース3をやっている今から考えると一個一個丁寧に翻訳かけすぎていたのもあり、1週間かかりました。もっとまとめて翻訳かけて、まとめてノートを先に作ればよかったと思います。
この間までひとつの段落ごとに翻訳かけていましたが、複数段落一気に翻訳して、間に挟まる「●分●秒の動画再生」みたいなものを後で削除すればいいと気づきました。
また、テキストを日本語化してNotionのページを整える作業は、YouTubeのゲーム実況動画でもみながらぼんやりと作業としてやったほうがいいと気づきました。一個一個理解しながら、ノートも整えてとやっていると進みが遅くて亀の歩みで不安になります。
他ユーザーの採点でシンガポールイングリッシュに当たってしんどかった
英語での資料作成が結構ハードだったし、他のユーザーの採点をしないといけないときにたまたま当たったシンガポールの人の英語を読むのがめちゃくちゃ難しかった。
採点する人に気を遣ってわざわざ英語にしていたんですけど、もしかしたら自作の資料は英語にしなくても日本語で出してもOKだったのかな…とあとで気づきました。(言語は減点の対象外と明記されているため)
資料作成にかかる時間は結構仕方ないところがある
資料作成については…。だいたい日本語で書くと英語が想定する枠に収まらないので削って調整することが多かったです。言語の都合で文字数が〜〜〜〜〜仕方ない。英語ネイティブならこんなに時間かからないんだろうなって悔しく感じました。
グローバル言語が第一言語の人はいいよね。一番むずかしい
モチベーションとの付き合い方
問題はモチベーションですね。私にはあんまりポジティブなモチベがないので、ネガティブモチベで背中を押して進めた部分が多くありました。
つまり今回は、やる気(モチベ)を上げるのではなく、終わらせなきゃという意識を高めたほうで進めました。
早く終えないと転職活動開始できないぞと自分を脅す
終えれば新しく作る予定のポートフォリオの訴求方向性が変わるはずだ
早く終わらないと課金の月が増えるぞ
後ろにいくほどFigmaとか出てくるから楽になるはずだぞ(ポジティブ)
ネガティブなモチベだとしても、なんとかコース2を一週間で終えて抜け出すことができてよかったです。課題のユーザージャーニーマップのところが結構だるかったので、一週間以上かかった気がしていましたが、一週間で済んでよかったです。
ありがたいことにFigmaとXDそしてワイヤー切るのは実務でなれているので、コース3のデジタルワイヤーフレームから先の作業手順動画はあまり見なくてもできそうですし、楽ができそうです。暗記はあきらめた
あきらめたことと許したこと
最後に、自分に「あきらめたこと」と「自分に許したこと」です。
あきらめたこと
1つ目、動画を真面目に再生するのをあきらめました。
クイズのモーダルが出るところだけクリックして再生し、クイズを翻訳してノートに写し、解いたあとはもう最後の数秒をクリックして終了です。真面目に聞いてなくてすいません。
私は…残念なことに「視覚優位」でして、音声が中心の動画で真面目に学習できたことがなく、結局文字を大量に処理するほうが向いていました。
これは無理なのです。大学受験の東進生だったころも、TACの社労士講座を受けていたときも、デジハリ生だったときも!
動画は右から左へ抜けていって何も残らないんですよ。ダメなのまじで。
これは死んでも変わらないと思うので、これからも動画はすっ飛ばします。その代わり文章を速読してなんとかします。
許したこと
2つ目、前のコースの知識について、暗記をあきらめることを許しました。
前のコースでこういうことを学習しましたよねってフリが来たときは、0秒で前のテキストを漁ります。無理。私はテストがないと、頭にとどめておけない。
それを暗記してたらコース7まで終わらないこと間違いないと思いました。まずは終えようと思った。
3つ目、「他の受講生の課題を採点」のときは最低限の行動で良いことにした。
最低限というのは、たとえば「●●という項目が空欄ではない」という採点であれば、中身はもう読みません。「空欄ではない」が採点基準なら、中身は読みません。
読んだほうがためになるよ!とか、他の人の作ったものを見て刺激になるよ!という声もあると思うんですけど、私は残念なことに物心ついたときから繊細なので、自分もこういうふうにしたほうがよかったのかな…と1ミリの不足を気にして3時間以上凹んだりするので中身は読まないことにしました。他人の作品を目にしているという行動だけで十分刺激的なので刺激はなるべく減らすことにしました。途中脱落を防ぎたい。
コース3に向けて
まだ私の得意なワイヤーフレームのフェーズで、実務経験もあるしソフトも慣れているソフトだし、特に不安は感じていません。
早くここを終えなくては!というネガティブは続いていますけども…
そういえば、このGoogleUXを受けはじめた理由は、私はUXやCXについて考えるのが好きで得意だけど、肩書としてそういう職業につくとしたら、なんらかの体系的な方法論を学んだほうが就きやすいかもしれないと思ったからです。
できれば、ユーザーの心理のことを考えたモノを作りたいなあと思うし、そういう要素を考慮していることを評価されるような職場で働きたいなあと思っています。
すぐネガティブに飲み込まれるので、今みたいな希望を忘れないようにコース3も頑張りたいと思います。
次回記事(コース3)はこちら↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?