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【恋人】コミュニケーションで生まれる違和感の理由 ~EQとは?~

コミュニケーションで感じる違和感

 恋人との普段の会話の中で「あれ?」「ん?」と違和感を覚える返答があったり、その場に相応しくないリアクションを取られ、引いてしまった、ということはないだろうか。もしそういったことが多発している場合は、お互いのEQにかなりの乖離がある場合かもしれない。
 
 本論では、こういった違和感の正体をEQという言葉を用いて説明していく。


【1】EQとは何?

 EQとは「感情知能指数」の略称であり、自分自身の感情や他人の感情を理解し、それに適切に対応をする能力を示す指標だ。例えるならばIQ「知能指数」の精神的なバージョンに近しいだろう。

 また、EQはIQのような知能や学力的な面ではなく、人間関係やコミュニケーションにおいて重要な役割を果たす。 EQの高低で見られる特徴を、下記にまとめてみる。

  • EQが高い‥他者との関係性を築くのが得意で、チームワークを円滑にする能力がある。

  • EQが低い‥感情のコントロールが得意ではない。喜怒哀楽がジェットコースターのようだったりと、かなりのムラがある。

 ーー例えば、職場でこういった人はいないだろうか。
部下が失敗や意図にそぐわないことをするとオフィスで怒鳴り散らしてしまう上司。さっきまでは笑っていたのに、急にキレて帰ってしまった同僚、など。

こういった例が、EQの低い人と言えよう。
当事者に悪意はなく、その場の空気感や他人の気持ちを汲み取ること、自分の感情をコントロールすることがただ苦手なのだ。

【2】 EQの差が与える影響

 お互いの感情を理解し合うことは、恋愛関係においても幸福な関係を築くために不可欠だ。だが、恋人同士でEQの差が20以上離れている場合、相互理解や共感が難しくなることがある。

 例えば、EQが高い側の人は感情的な変化に対応しやすい一方で、EQが低い側の人は感情の汲み取りができず、その場に相応しくな発言や振る舞いをしてしまう傾向がある(前項と同様)。このような差分が蓄積していき、2人の関係性を破壊してしまうことも時にはあるだろう。

【3】オープンコミュニケーションにおける共通理解の重要性

 では、EQの差分が大きいもの同士が必ずうまくいかないのか。と言われると、そうではないと私は考える。

 EQの差がある恋人同士が長続きするために重要なことは、相手の感情や反応を理解しようとする姿勢だ。また、どれだけ本音を言い合える関係性であるか、だ。本音と建前ではなく、素直で率直、オープンな対話が欠かせない。理由はもちろん、相手の感情の変化や考え方について理解を深めるためだ。自分の感情や考え方を率直に伝えることで、時には何に対して不快に感じたのかを伝えることで、相手に自分の内面を理解してもらうことができる。

 こうしたオープンなコミュニケーションを通じた、お互いの考え方の違いを理解し受け止める努力こそが、関係性の強化に繋がるだろう。

最後に ~成長と相互理解を目指す関係性の育て方~

 さて、EQやそれに関する記述には興味を持っていただけただろうか。

 EQの差がある恋人同士が長い関係を築くためには、お互いの精神的な歩み寄りが重要である。また、自分自身のEQを高めるために努力することも大切だ。自己認知を深めることで得られる精神的な成熟が、差分のある関係性における対応力をより高めるだろう。

 本音でぶつかり合い、お互いの違いを認め合い歩み寄りながら関係を築いていくことが、健全で持続可能な恋愛関係の鍵でもあるのだ。

#note初心者 #心理 #恋愛 #キャリア

 

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