蕾から咲く【詩】
うれしい たのしい よろこばしい
かなしい さみしい はらだたしい
感情は人間や動物が
生まれながらに持っているもの
一瞬一瞬変わっていくもの
なのにふだん私たちは
感情を押さえて暮らしている
まるで機械のように
狂いのない時計の歯車のように
うれしい たのしい よろこばしい
かなしい さみしい はらだたしい
こいしい くるしい いとおしい
感情を出すなんて幼稚だ と誰かが言った
大人になるとは
鈍感になれということか
感情を殺そうとすることは
生命を否定することだ
我慢しなくていい
生きているのだから
心を強くしなくていい
弱いままでいい という強さを持て
うれしい たのしい よろこばしい
かなしい さみしい はらだたしい
こいしい くるしい いとおしい
やさしい りりしい うつくしい
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