眠れない夜(詩)

眠れない夜
夏と秋の狭間にて

体の中でも何かが書き変わっている
昨日の私は私であって私ではない
明日はまだ知らぬ私が待っている

私が私を保っていられることなんて
1秒たりともないのだ


眠れない夜
光と闇の狭間にて

赤と青とが入り混じった感情は
紫色になってゆくのだろうか
それともマーブル模様を描くだろうか

雲のように漂うふたつを
今はそっとそのままに

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