【FF14】「IDは面白くない」を超える力【喰う寝るゲーム】
先日、こんな記事を書きました。
FF14のメインコンテンツ、IDを、いまひとつ楽しむことが出来ない、という記事です。
ゲームを批判しているつもりではなく、なんで面白いと思えないんだろう……ということを自分なりに考えてみて、まとめたものです。
FF14を愛する人が見たら「何もわかってない」と怒られても仕方ないのですが、それどころかコメントで「こうすればもっと楽しめますよ！」とアドバイスを頂けたのでした。ばぶさん、すさん、ありがとうございました。
その中に、「パーティ募集機能を使って見ては」というものがありました。なるほど確かに。ランダムで見つかった相手より「このゆびとまれ！」で来てくれた方が、仲間との距離は近くなります。
……コミュ障としては「募集」なんて、ヴォルデモート並みに「名前を言ってはいけないあの概念」なのですが……楽しくＩＤやりたいし、やる！やってやるよ！
■始めるにあたり
まずコンテンツは、長い道を歩むダンジョンではなく、ボス一体を倒す討伐・討滅戦にしました。ダンジョンだと長い時間、迷惑になるかも、とおもったためです。
討伐・討滅戦の中から、僕は「極王モグル・モグXII世討滅戦」を選びました。これより難易度が低かった「善王モグル・モグXII世討滅戦」が簡単だったのと、モーグリ可愛いし、BGMも好みだったからです。
今この文章は、この戦いの結末を迎えた後に書いているので但し書きをするんですが……わざとじゃないです。マジで、上記の理由でこれにしました。バカだった。
で、色々設定したりコメントをしたりして、募集開始！
……と始めたところで、待ち時間に状況や心境をメモとして残したら面白いと思い、急遽記録することにしました。
以下、そのメモ（校正なしですが、見出しは大きく見やすくしました）を遺します。
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■募集を開始。
人が来なかったら条件を緩めようと思い、未コンプリートの方限定で始めた。
募集人数は自分を除いて7人。
……7人も来るか？！そうそう来ないだろうなぁ、と予想。
■10分後、1人目来る。
意外にも早くて驚き、思わず時間つぶしでやっていたドマ式麻雀をやめる。
挨拶していただいたので安心する。
「この後すぐに挑むべきか、待つべきなのか」など些細なことを尋ねる。さぞかし面倒だっただろうが、やさしく教えてくださった。光。
とりあえず待つことに。
■20分後、2人目がいらっしゃる
挨拶したが、返答はナシ。なるほど。そういう人もいるよね。
1人目の方が「今のうちにご飯食べてきます、PCの前には居ます」とおっしゃって離席。待つにせよ始めるにせよ、けっこう長丁場を想定するものなんだな
■25分後、2人目にいらっしゃった方が抜ける
このあたりでなんとなく雰囲気を掴む。
思ったよりフラッと来てフラッと出ていく人もいるらしい。
また、けっこう気長に待つのも一般的っぽい。10秒でマッチングするSF6や、長くても2，3分でマッチがはじまるAPEXとはだいぶ毛色が違う。
暇つぶしが出来る遊びもたくさんあるので、
・ゲームを始めてパーティ募集に参加、あるいは募集
・日々のクエストやサブクエや釣りをしながら待つ
・（予想だけど）集まったらそのメンバーでしばらく遊ぶ
・解散、その日のゲーム終わり
みたいな感じなのではなかろうか。
……おそらく1人目に来た方は、抜けづらいだろうなぁ……と焦る。焦っても仕方ないのだが、焦る。
■40分後
そろそろマッチング設定を変えたい（脚注：マッチングしないので「未コンプリートのみ」の募集制限を解除し、マッチングしやすくしたいしたいってこと）が、ドマ式麻雀がいい感じなので抜けられずに焦る。CPU相手の麻雀なんだからはよ抜けんかい俺。
■55分後
「登録したパーティ募集はあと5分で終了します」と表示されて焦る。
急いで募集条件から「未コンプリート」を外す。麻雀は辞めた。早くやめればよかった。
（脚注：この直後、募集条件を更新すると、募集の締め切り時間が回復することを知る）
■65分後 3人目、4人目が来る
とりあえず挨拶だけして、黙っている。
■70分後 5人目、6人目が来る
後2人。
そろそろ「レディチェック」のやりかたを調べないとまずい。こんなところで記録している場合じゃない気がしてきた。
緊張してきたのでゴールドソーサーからグリダニアに移動した
おなかがすいてきた
4人目の人が「タンクは初めてなので～」とおっしゃったので、「極自体初めてで～」「私も～」とコミュニケーションをとる。雑談とかした方がいいんか？
もはやこの文章を書くことで気を紛らわせている。
sorotta
ittekimasu
英語で喋り出す人がおる
MTがどうとか言ってる・・・メインタンクか！俺もメインヒーラーとか確認しないと・・・
サブヒーラー
吐きそうになってきたが、「気楽に楽しみましょう：で安心する
カウントすること
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ここで記録は途切れている。
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■250分後、撃破
撃破あああああ！！！うおわああああ！！！
倒せました！！
ああ、抜け殻です。
倒すのに3時間かかりました。
多分今年のゲームで一番、エネルギーを使いました。
……ああ、抜け殻です。
抜け殻になってしまいました。
とりあえずご飯食べます。腹ペコです。
■260分後、飯を食う
何から話そう……。
とにかく、楽しかったとか、面白かったとか、
それもそうなんだけど、とにかく、充実感です。
俺はやった！やったんだ！うおおお！
……これか、「光のお父さん」が上げていた雄叫びは。
えーとですね、まずはですね、倒すべき相手「極モーグリ」というチョイス。これはマズかったです(笑)初見で行くのは非常にマズかった！
ええ、言いましたよ、確かに言いました。「どうやって倒すか、考えるのが楽しい」と。で、今回、募集の枠を「未コンプリート」から撃破経験アリの人に広げたことで、過去に攻略したことがある人がいました。2回くらい全滅してから倒し方を教わりました。答えを聞くプロセスが「ネットで調べた」ではなく「パーティの仲間」からであれば、全然OKです。
……その倒し方を自力で発見するのは、無理す。初見じゃ、全然無理す。おそらく特殊なボスでした。初見ばかりのメンバーで行くにはあまりに無謀でした。
で、倒し方、がわかったんですが、それでも倒せない！
その方の攻略方法がうろ覚えだったので「本当にこのやり方であってるのか」「色々試そう」と何度も、何度も何度も、チャットで相談を重ねました。正直僕はあまり会話についていけなかったですが、パーティリーダーな手前、「そうですね！」とか「ではそれでいきましょう！」とか「OKです！」とか、空虚な言葉ばかりチャットしてました。ホントうっとおしかったと思います。ホントすみません。
でも……みんなで集まって「ああしようか、こうしようか」と相談。これは……楽しかった……。僕も話にちゃんと入れたらもっとよかったけど、それでも楽しかった……。これがやりたかったんだ……。（ただ、倒すのに3時間はやりすぎ）
……にしても、僕はやっぱり知識と経験が足りな過ぎました（そうではなく知能不足の可能性もあるが、一旦考慮しない）。例えばレディチェックやカウントの存在、立ち回り（なぜヒーラーがタンクに近づくんだバカたれ）などなど、仲間にはマジでものすごいストレスをかけたと思います。
でもね、それでも、だれもネガティブなことを言わないんです。。。どころか、アドバイスもものすごく丁寧にしてくださって、そこに3時間も付き合ってくれたんですよ！？3時間ですよ！？そりゃ、用事がある、って言って抜ける人もいました。でも「がんばってください！」と言われて去っていって、すごく嬉しかったんです。
いやわかんないですよ？もしかしたらオフでは文句言ってて、ブラックリストに登録したかもしれない。でも口に出さずにいてくれたし、「きっとそんなことしてない」と思わせてくれるのが、本当にありがたい。
中には英語しか話せない方もいました。チャットの時間、さぞ退屈だったでしょう……。その方も最後まで残ってくれました。
戦ってくれた仲間の一覧はSSに残しました。貴方ら！！名前覚えたからな！（泣）
解散した後、それぞれにお礼を言いに、特にアドバイスをくれた優しいタンクさんに、直接お礼チャットをtellしようかと思ったんですが、それはさすがに気持ち悪いかも……と思いやめました。ホントはしたかった。今でもしたい。ありがとう……。
ドロップアイテムは、遠慮してGreedしたら運で負けてもらえませんでした。戦利品はゼロです。でもいいんです。この達成感だけで。
……いやウソです……やっぱ欲しかったです(笑)せっかく倒したんだから！アイテムNeedすればよかった！！あああ！
なので、いつかもう一度行きます。もっと上手くなって、もっとちゃんと貢献できるようになって、もう一度行きます。
IDは面白くないんじゃないか、と思いました。でも、そんなことはなかったです。それを"超える力"が、超える力の源となる人たちがオンラインにはたくさんいました。みなさん、本当にありがとうございました。
※追記：この記事を書いている最中、FF14は起動しっぱなしだったのですが、僕のアドベンチャラープレートを気にかけてチャットしてくれた方がいました。これまたとても良くしてくださって、フレンドしてもらって、初心者が質問しやすいBeginnerチャンネルに招待してくださいました。
なんか、僕のFF14ライフが新しいフェーズに入ったようです……！
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ということで
今日はここまで。
コメントでアドバイスを頂いた方、
改めてありがとうございました。
まだ興奮していて整理できていないけど、
オンラインゲームで出会える新しい感情
「充実感」
を、知ってしまったのでした。
寝ます！
また今夜！