【読書メモ】NPOカタリバがみんなと作った 不登校 親子のための教科書(今村 久美著)
#不登校 の教科書。
担任の先生や家族に、どんな言葉や対応をすると良いか、という具体的なアドバイスもあり、広範かつ丁寧で、教科書という書名通りの構成であった。
不登校について知りたい、と言われたら本書を薦めたいと思った。
定番の内容は省略し、特に丁寧または最新、印象的な箇所を以下にメモ。
【読書メモ】
NPOカタリバがみんなと作った 不登校 親子のための教科書
今村 久美 著(2023/2/8発行)
https://www.amazon.co.jp/dp/4478116547/
不登校24万5千人は文科省の「定義」に合う子どもたちの人数であって、
その裏には「毎日朝から夕方まで教室で過ごしているわけではない」子どもたちがいる。
「教室外登校」「部分登校」「仮面登校(身体は登校)」などの「隠れ不登校」は全中学生の10.2%という日本財団の統計もある。p.36-40
2019年 文科省通知:登校がゴールでなく、社会的自立を目指す
p.51
原因究明よりも、まずは休ませてあげる p.67
思春期の「両価性(相反する感情が同時に存在している状態)」
親から自立したい気持ちと、離れることの不安
甘えたいけど、親って面倒くさいしウザい
明日は学校に行く、翌朝やっぱり行かない
p.90-91
子供を支えるには、まず親自身が元気でいることが大切。
誰より頑張って闘っているのは、あなたです。p.103
先生に相談をしに行く時は、「クレームモード」ではなく、
「相談モード」でいくのがおすすめ。p.115
2019年 文科省通知:不登校でも学校長の判断で”出席扱い”になるケース
学校外で指導を受けている
自宅でオンライン学習をしている
p.122
カタリバが立ち上げたメタバース登校「room-K」
支援計画コーディネーターとメンターが連携して
個別支援計画やオリジナルの時間割を作成する。
出席認定を取っているケースもあり。
p.172-177
第7章 こんな時どうする?
第8章 進路(高校、大学へ)
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