GIGA×学級経営
『GIGAスクール構想とは、2019年12月に文部科学省から発表されたプロジェクトである。GIGAとはGlobal and Innovation Gateway for Allの略。小学校の児童、中学校の生徒1人に1台PCと、全国の学校に高速大容量の通信ネットワークを整備し、多様な子どもたちに最適化された創造性を育む教育を実現する構想だ。(東洋経済オンラインより引用)』
GIGAスクール構想が言われ始めてから、もうすぐ2年が経つようです。
前任校にタブレットが入ってきたのが、確か2021年の2月頃でした。
教室に大きなタブレット保管庫が運ばれる様子をワクワクしながら見ていたあの頃から、約1年が経ちました。
現在は、新しい勤務校で1年生を担任しています。
4月、1年生の子ども達にも、1人1台のタブレットを配ることを聞きました。基本的な学校生活の仕方もわからない、文字も書けない子ども達が、どうやってタブレットを使っていくのか、イメージできないまま、今年度の学級経営が始まりました。
タブレットを渡したことで起きたトラブルや、自分自身の困りがたくさんありました。振り返ると、その度に子どもや保護者、同僚と話し合ってきました。徐々に徐々に今の形になってきました。
私が一つ決めていたことは、独断のルールとして押し付けることはしないということでした。
タブレットで関係のないことをしてしまう
そんな時でも、「あなたにタブレットは触らせません!」といったような指導はせず、「どうしたらいいか?」と問い、学級全体で解決してきました。
授業の在り方、アウトプットのさせ方、有効な使い方、コミュニケーションの在り方…教室にタブレットがあることで、様々なトラブルや壁に出会ってきました。まさに、日々奮闘でした。
その奮闘記を簡単な文章にまとめました。GIGA本なのか、学級経営本なのか、書いていきながらよくわからなくなりながら、この半年を振り返りながらまとめることができました。恐らく、世に出るのはこの一部なのではないかと思いますが、自分の実践をまとめるという意味で、非常に有意義な経験をさせていただきました。
誰かに読んでもらうためだけが、文章を書く意味でもないなということを改めて感じました。この半年、学級経営の中で、色んな仕掛けがあり、関わりがありました。そのどれもが、「目の前の子どものために!」と奮闘してこられていると、自分勝手に感じました。
とはいえ、まだ10月半ばです。この振り返りを後半の学級経営に生かしていきたいと思いました。