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特急「大雪」で北見旅

 今春3月15日のダイヤ改正で石北線の特急「大雪」が無くなるということなので、乗り鉄してきました。プレスを見ると特急「大雪」は特別快速「大雪」となり、H100形の2両編成になるそうです。でも改正ダイヤを見ると、現「大雪1号」とH100の新「大雪」で1分しか違わない・・H100ってすごいですね。
 終点は網走ですが、網走は流氷とかサロマ湖、能取湖とか、色々あり、また行く機会があると思うので、今回はあえて北見で下車してぶらぶらまち歩きします。
 きっぷは旭川~北見間でSきっぷの設定があり11,670円です。これとは別に「特急トクだ値1」を使うと同じ区間が往復6,480円です。私はこのことをずっと知らなくて、そんなに安く行けるなら行ってみよう!となった次第です。列車に乗って楽しもうという企画なので、安く乗れると単純に嬉しいかも。
 旭川発を12時41分に出発し、上川、丸瀬布、遠軽、生田原、留辺蘂と途中停車しながら、北見には15時44分到着します。185キロを3時間かけて進むので、のんびりした特急列車かもしれません。
 冬の観光需要があるとみえて4両編成です。出張で「カムイ」、「ライラック」は使いますが、それ以外の特急に乗るのは久しぶりの気がします。家族で旅行をするときはほとんど車を使うので、自然、そういうことになりますね。ヘッドマークは当たり前ですけど電光表示です。昔のアナログなやつの方がはるかに雰囲気ありましたね。

「大雪」と「TAISETSU」の2パターンあります


 

出発前、札幌から到着したライラックと並びます

 列車は定刻に旭川駅を出発しました。乗った感じ、冬の観光シーズンなのに乗車率はふるわず・・3~4割くらいでしょうか・・こんなに安くしてサービスしているのに・・
 路線の利用促進の取組で遠軽の地場産品の車内販売をしてくれましたが、私のところに来た時には、もうほとんど売れてしまっていたようで何も買わず。 
 旭川から上川までの49キロは駅が何個もありますが、上川から遠軽までの76キロの間には白滝、丸瀬布、瀬戸瀬の3つしかありません。確かに3つの駅の周辺にしか街らしい街が無いので、それも仕方がないか・・
 ’99年10月の時刻表があったので見てみたら、この区間、天幕、中越、奥白滝、上白滝、白滝、旧白滝、下白滝、丸瀬布、瀬戸瀬、新栄野と間の駅は10駅もありました。でも、この頃にしても、そんなに人や利用者がいたとも思えず、一つ、また一つと廃止していったのでしょう。信号所として機能しているものもありますが。
 
 遠軽では4分停車して、列車の進行方向が変わります。座席をひっくり返して出発です。山の中でも何でもないのに、スイッチバックというのも面白いですが、利便性の点からはちょっと・・
 遠軽から北見までは60キロ、55分の旅です。途中、あの有名な常紋峠を越えて進みます。中学生の頃、父に車を運転してもらって細い林道みたいなところを走って、信号場に行った記憶がありますが、列車の来るタイミングに合わず帰路についたので、今となっては「確か行ったよな・・」くらいの記憶です。
 北見には少し遅れて到着しました。駅を出ると駅南広場で「北見冬まつり」が開催されていますが、16時終了なので、また明日見せてもらいます。

ちょっと遅れて到着です
北見駅


 ホテルで小休止して、夕飯を食べにガイドマップを見ながら街に出ます。一人でも飲み放題OKということで、刺身や焼き鳥をつまみながら、ビール、日本酒をいただきます。普段、外で一人飲みなんてしませんが、夕飯だけそそくさといただくというのも酒好きの私としては本意ではないし、せっかくの旅先なのでチャレンジしてみた訳ですが、ゆっくりさせてもらえるお店でした。
 単品つまみがどれもそこそこの値段するので、結構吟味してチョイスしました。昨今の物価高でこれくらいするのかなと思いつつ、乗り鉄一番なので、あんまりご飯代が高くなるのもという気がして、つまみは控えめに。日本酒(男山特別純米)は受け桝までなみなみと注いでくれるので幸せです。約2時間弱、美味しい酒と肴をいただき、満足してホテルに戻ります。


 お酒を飲んで良い気分でホテルに戻り、ほどなくして寝に入ってしまいました・・
(続きは次回に)
 


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