【表現評論】シンスメモリーズの感想２　春玉ルート【ゲーム】

メモリーズオフシリーズとシンスメモリーズのネタバレが含まれます。

●学校生活の希薄さ
イノサンフィーユもそうでしたけど、こいつら本当に学生なのかってくらい学校生活が描かれませんね。イノサンフィーユは教室の描写が異常に少なかったですし。ゆびきりもそうだったかな。シンスメモリーズは大学の中庭しか出てこない。勉強しろお前ら。学問は学生の本文だって春玉さんも言っておる。しかしそう考えると初代ってすげーな。登校して授業受けて昼飯食って下校するだけだもん。最後まで日常たっぷり。

●誤字が目立つ
今まであまり誤字脱字を見つけた記憶がないんですが、すでに複数見つけているという。やっぱり開発期間が短いのでは。自分の解像度が上がっているだけなのか。

●すげーベタベタな展開
事故ってキスして家訓に従って結婚しようとする。30年前のラブコメかな。本当にそんな典型的なものがあるのか知らんけど。現代っ子は昔など知らないので問題ないのか。ここまでグイグイ来るキャラも懐かしい。

●黄春玉というパーフェクトウーマン
顔○。性格○。料理○。スタイル○。頭脳○。家柄○。愛嬌○。メンタル○。BGM○。何このPERFECT WOMAN。主張が激しいのが玉に瑕か。そそっかしいのも魅力のうち。

●愛だの恋だの
優梨子に比べると正当にイチャついておる。

●ストーリーの感想
パーフェクトウーマンなんで、自分の中の何かを乗り越えるっていう、シリーズ独特のテーマはあんまり感じられなかったですね。道案内とか酒杯探しで仲良くなってイチャついて嫉妬して恋してっていう。結構序盤から出てくる上に、仲良くなる過程もはっきりしてたので、特に言うことがない。サブキャラとしてはこれでいいんじゃないでしょうか。これでいいんだよ的なキャラ。これだけ明るくさっぱり全開のストーリー、過去になかったかもしれない。優梨子はヘラ度が高すぎた。キャラ造形は優梨子とセットなのかもしれない。セットだとちょうど中和されていいのかも。春玉ルートの優梨子は普通のキャラ。春玉に関してはノーマルエンドはないですね。グッドエンドだけ。

●二人目を終えて
徹底的に好かれるように作ってる気配は感じるものの、春玉はキャラ的にはシリーズで一番好きまである。リサか春玉のどっちか。３番目は寿奈桜。はるたま呼びはないです。かにたまみたい。タイトルが変わってもmemories offはあるんだけど、今のところBygone daysがないですね。でもこっちはなかったシリーズもあったっけ。Past daysがその代わりなのか。