ギョウザからの直感と縁
久しぶりにギョウザを作りました。
何年ぶりだろう?たぶん3.4年ぶりかと思う。
ギョウザを作るといつも思い出すことがある。
もうかれこれ19年の縁の吉田さんと出会って間もないときのこと
突然に「ギョウザはキャベツ派?それとも白菜派?その理由は?」と聞いてきた。(仕事中 このままの言い方で)
あの、ギョウザの具がキャベツか白菜なんて、気になります?
で、それを他人に聞こうとします?
かなり面喰いながらも、答えようと口を開きかけた時
「この縁、もしかして思ってるより長いかも」と感じてしまった。
それは私の感想ではなく直感だった。
「絶対に白菜、歯ごたえがある方が美味しいと思っているから」と答えたら
「私も」と吉田さんはニコニコしていた。
誰にも言ったことはなかったけど、私は昔からギョウザは白菜と決めている。
だから白菜の出回る季節しかギョウザを作らない、くらいひそかにこだわっていた。本当に誰にも言ったことがなかったけれど、そうなのだ。
それを昨日今日会ったばかりの吉田さんに見つかったかのように聞かれたことが本当に不思議だった。
そしてその時の直感は当たり、当時二人とも勤めていたインテリアショップを退職して小さなお店をした。
それからそのお店をしめて今は岡山県の美星町という場所を拠点にして、一緒に暮らしている。
あのギョウザから19年がたったのかぁと先日思った。
人生の結構重要な直感は日常のこんなところに来たりするんだね。
昔のことを思い出しつつギョウザを作っていたら、うっかり白菜の水を切るのを忘れて混ぜてしまった。
それを知ってか知らずか吉田さんは「タレ美味しいね」と言いながら食べていた。
私の大切にしているお料理です。